何日かにわけて読んだのだけど、
また本の世界に酔いしれた。

途中どうしても言いたくなって、我慢できなくなって
登場人物の台詞を声に出してみてしまった(笑)
子供たちもぽんサンももう寝てるし(笑)

去年の冬から小説を読みはじめて…8冊目(少なっ)、
表現の仕方の好みが少しだけわかってきた。

なんていうか、
脚本でいうト書きの部分が、
誰から目線かわからないのは、誰から目線なんだ?と思いながら読んでしまう。
主役でも準主役でも脇役でもなく、平等にそこにある、ナレーション的な説明の部分が
私は苦手なのかもしれないなと思ったり。
いや、ト書きは脚本家や演出の目線だったりするんだけど。

たぶんそう感じるのは、私が役者から少しだけ小上がったくらいの目線で読んでいるからかな。

舞台だと、
ナレーションでも位置付けがあったり、
実は私は…ていうのがあったり、
何かしら正体がわかるようになってるのが多くて、
うーん、少なくとも私が立ってきた舞台ではそうだったというか。

でも国語の時間とか、やたらとナレーションが好きだったし、ナレーション役を立候補していた。

そう考えると、
誰でもない役をやりたかったあの頃の方が
やっぱり純粋に、誰にでもなれたのかなぁ。。。


でも、誰だよって思いながらも、読み進めて、読み終わったあと
なんとも言えない満足感に包まれるよね。
満足すると、そんな好みはどうでもいいのかって思えちゃう。


読み終わった満足感なのか
大人なハッピーエンドだったからなのか
台詞を言えたからなのか。

面白かった。
興味深かったっていう意味の方の。


そしてやっぱり想像する。
これを舞台にしたら…できなくはないな、うん とか。
じゃああのシーンはこうしてああして…とか。
登場人物の台詞だけで省ける人は…
そうすると何人必要で
このシーンとこのシーンとこのシーンは衣装を変えないとだし
演出したらこんな感じ?
台詞はここは絶対間をおいてほしいな、少しアドバイスしてできなかったら何秒おいてとか言っちゃうかも…いや数えてほしくはないし、あくまでも感情でだけど、だから何度もここは稽古しなきゃ 特に目立った大道具はいらないかな…全部箱物でいいかな 照明で色を入れればこの感じになるかな 音響はここでいれてここで気がついたらやんでて…

みたいなこと考えながら読む…(笑)

ちょっと呆れる?
いやそんな自分嫌いじゃないけど。


どうも。小上がり役者のCAN。です。
昔は捨て台詞女優と呼ばれていましたこんばんは。


小説読むと芝居がやりたくなりますね。え?


台詞を声に出したくなったのは
私がまだ役者だからですか?
それで少しこの欲求がおさまったのは、
小上がってるからかなぁ。



私、芝居をはじめたら、心が持ってかれるんですよ。
いい母な役だったら、家庭も円満な気がするけど
裏切り者の卑怯な役だったら、私生活がボロボロになっちゃいそう。

小上がった程度のやつだからだと思うんです。

切り替えられはするんだけど、なんかどこかしら影響されちゃうのよ、役に。
え、じゃあスタッフやればいいのかとも思うけど、夜もう頑張れない(笑)
夜中起きてずっと何かやろうとか今無理。
徹夜でチラシ作るとか…体操服のゼッケンですら縫い付けてる途中で寝ちゃうし。
世の中の全てのスタッフさんに本当に感謝します。

どうしたらいいのこれ え?
歳ですね うるさいぞ。

という妄想にふけった読後でした(笑)


楽天ポイントたまったら、
次の本を買いたいと思いますウインク


おすすめの本あれば教えてください。
何の本読んだか聞きたかったら、個人的に聞いてねグリーンハーツ