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2009年2月号 究極の恋愛小説 源氏物語

2月です。バレンタインデーがあるせいか「愛」の月のような気がしてしまうのは私だけでしょうか。私は映画も恋愛物が好きですし、小説も恋愛物がわりと好きです。
そんな私が、あらためてもう一度きちんと読もうと思っているのが源氏物語。私、源氏物語の大ファンなんですよ。昨年は源氏物語が書かれて1000年ということでいろいろ催し物もありましたね。今月はそんな源氏物語にちょっとだけ触れてみたいと思います。

私が最初に源氏物語に出会ったのは漫画の「あさきゆめみし」。これは読んだことのある方も多いでしょうか。確か中学生の頃に読んだんだと思いますが、吸い込まれるように読んでいって、お友達に借りて読んだのに、結局自分で全巻揃えたんですよ。源氏物語をまったく知らない方にはかなりおすすめです。漫画だからスラスラ読めてしまうし、私が言うのもなんですが登場人物の関係などを知るにも本当によくできた素晴らしい漫画だと思います。

この漫画にはまった頃、都内の美術展で源氏物語の絵巻展があって、そこにも親友と一緒に足を運んだものでした。

そして、しばらくして、瀬戸内寂聴さんが現代文で書き下ろした「源氏物語」が出版され、お誕生日かクリスマスのプレゼントに両親に買ってもらったものがこちら。私の一生の宝物の本です。

箱を開けると・・・全10巻が。

1冊ずつきちんとケースに入っています。

文字も大きくて見やすいし、文体もとても読みやすいんです。

源氏物語の魅力は、よく「恋愛」とか「ロマンス」とかって言いますよね。たった一言では表現できないほどいろいろなエッセンスが詰まっているのですが、現代にも通じる女性の思い、恋愛観、そういったことが醍醐味なんだと思います。女性の感情って時代に関係なく生まれもったものがあるんでしょうか。共感できること、女性として学びたいことがたくさん描かれています。1000年たった今もこうやって愛される恋愛大作、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか。

また、源氏物語に関するサイトをみつけたのでご紹介しておきます。

源氏物語千年紀委員会
http://www.2008genji.jp/

宇治市源氏物語ミュージアム
http://www.uji-genji.jp/