近年、直近10年を見ても誕生した新党、国政政党・地域政党を合わせて60を超えるらしい。
そして、その殆どが5年で分裂・解散し、今はもう消滅したり二つ以上の政党に分裂している。
10年一枚岩でやってこれたのは"維新"ぐらいで、それでも、大阪維新は二度の「大阪都構想、住民投票」が否決されたし、
昨年の衆議院総選挙で日本維新は敗北。初めて議席を減らして馬場代表が辞任しています。
また、国政政党では2009年に発足した『みんなの党』が5年後の2014年には解散と成ってしまった。
渡辺喜美と江田憲司の二人が発起人となり、『みんなの党』を国会議員5人で始めた。
そして浅尾慶一郎、広津素子、山内康一の三人が発足メンバーだった。
「保守」・「脱官僚」・「地域主権」・「生活重視」の四つを理念に、日米同盟を基軸とした小さな政府の実現が目標だった。
また、政策は時間軸を必ず付けて、いつ迄に達成するか?これを工程表に課題を起こす『アジェンダ』でのプレスリリースが特徴的だった。
多分、政治の世界に『アジェンダ』や『スキーム』って概念を持ち込んだのは、渡辺喜美だと思います。
そんな政策と理念で党運営し、最大時には36人の国会議員を有した"みんなの党"でしたが、結局…。
第二次安倍晋三内閣発足の時に、積極的に連携したい渡辺喜美グループと野党を貫く江田憲司グループに分裂し結党から5年で解散します。
そしてその後、小池百合子の"都民ファースト"が都議会議員選挙で圧勝すると、国政に色気を出す百合子‼️しかし…。
ここで誕生した『希望の党』は、女帝小池百合子が「あなたは宜しい、あなたはダメ❗️」と、憲法観や自衛隊・外交理念でメンバーを選別した結果、
総選挙の結果はふるわず、結局、3年持たずに解散して代表だった玉木氏は現在の"国民民主党"を立ち上げるのです。
そんな歴史を踏まえて、三菱UFJ銀行出身で安芸高田市長を一期経験した42歳の石丸伸二氏が、地域政党『再生の道』を立ち上げました。
この党で、5年以内に成果を出して日本に変革を齎すと石丸伸二氏は宣言するのですが…、マスメディアや自称フリージャーナリストはこれには懐疑的です。
かなり好意的な有識者でも、初めての取り組みだから、やってみなさい❣️とは言うが、何か石丸伸二氏に勝算があると言う人は極めて少ない。
つまり七月の都議会議員選挙で、石丸新党『再生の道』が起爆剤となり、小池百合子東京都知事を支援する議席が過半数割れにさせないと、『再生の道』の一歩が始まらないのだ。
現状、旧自民会派30、都民ファ27、公明党23の80人与党だから、都議会の過半数64を下回らせるには、最低17人は与党の議席を減らす必要がある。
その他に共産党19、立憲14、ミライ4、無所属7と欠員3が全体像で、ここに国民民主と維新が恐らく3人区4人区には候補を立てて来るから激戦必死だ。
そんな選挙で、公約無し、政策無し、だからマニュフェストもアジェンダも無し❣️。そんな政党の候補者に誰か投票するか❓って疑問が起きます。
それを石丸伸二氏は、議員個々のスキルが高くて優秀ならば、小池百合子執行部が出して来る予算や、条例・法案なんて最も簡単に精査出来る❣️と、断言する。
だから、再生の道に議席を下さい❣️
と、言って。この「再生の道軍団は優秀デッセ‼️」の一点張りで、果たして現在の与党を過半数割れに持ち込めるのか⁉️
やっぱり、私は政治屋を一掃した結果、都の予算からどのくらい"政治屋に搾取されていたお金"を、ぶん取り返す予定か❓くらいは数値目標を持たないとダメな気がします。
5000億円くらいを初年度目標に、政治屋を一掃できれば、四年後には2兆円規模の新財源を産むくらいの意気込みがないと、多分ダメだと思います。