私が言う二つの首長選挙とは、50名以上が立候補している東京都知事選と、3人が立候補している安芸高田市長選だ。


つまり,キーワードは『石丸伸二』である。


石丸伸二氏は、安芸高田市の前市長であり、一期四年の任期を約1ヶ月を残して、この度、東京都知事選に出馬表明をした。

東京都知事選は、自前の政党「都民ファーストの会」と下部組織の区議会、並びに都の外郭団体が押す二期八年の実績でアピールする小池百合子氏。

また、国政野党、立憲民主党をバックボーンに無所属として立候補した蓮舫氏。この二人が石丸伸二氏の事実上のライバルになる。


小池百合子氏も、蓮舫氏も、分厚い支援団体の基礎票をそれぞれ持っている。小池百合子氏は250万票、蓮舫氏は100万票。

これで普通に50%後半の投票率の選挙なら、小池氏が300万票、蓮舫氏が150万票となり、石丸伸二の出番は全く無く都知事選は終わる。


しかし、65%を投票率が超えて来ると話は変わる。今の勢いで浮動票が一斉に『石丸伸二』に流れると、江東区東京15区補欠選挙でも分かる様に小池百合子氏は現役なのにすこぶる人気がない。

注目すべき点は保守層、堅い国政で自民党を応援している60以上75歳以下の保守層支持層が入れたくなる候補者が居ないのである。


そもそも、東京15区の補欠選挙には日本保守党が受け皿として期待されたのに百田尚樹、有本香の両氏が立てた候補、飯山あかり氏は小池百合子が推した乙武氏には勝ったものの4位に終わる。

その後も、百田氏の相変わらず無責任極まりない発言で東京都知事選の独自候補が立たない、立てられない事態に終わります。飯山さんでは都知事選は…。


そんな中、石丸伸二氏が満を持して安芸高田市長を一ヶ月前倒しで辞任し、東京都知事選に立候補を表明し今に至るである。

石丸辞任から約10日あまり。都知事選は諸葛亮孔明の天下三分の計の如く展開になっている。希代乱世の姦雄、エジプト大學疑惑の小池百合子・曹操、



そして野党第一党で、自民党が勝手に転けた今こそこの追い風に乗りたい蓮舫・孫権、この一騎打ちムードへ割って入ったのが石丸伸二・劉備元徳なのである。






この天下三分の計状態も投票率が65%ならばの話。しかも、まだ65%では小池:蓮舫:石丸は5:3:2に過ぎず、石丸伸二が東京都知事になるのは夢の又夢である。

あと更に10ポイント投票率を引き上げないと、いやいや限りなく80%に近い70%代の投票率にならないと石丸伸二新都知事は誕生しないであろう。

あと2週間。石丸陣営は都民をどれだけ投票場に足を運ばせる事が出来るか?それが勝利の鍵を握る。75%超えたら、小池、蓮舫の基礎票が間違いなく石丸に流れて来る。

つまり、組織、団体は勝馬に乗ろうと支持を変更し、落選してタダの人になりかけている主人を、空気を読んで乗り換える。残酷な話だがそれが選挙だから仕方ない。


一方、石丸伸二が三行半ではないが、「四年間でやるだけやりました!」と、ある意味捨てられた石丸氏の故郷、安芸高田市は三人の市長候補者が静かに戦いを開始している。

もっとも早く石丸伸二氏が二期目、続投の空気の中、反石丸伸二を掲げて立候補を表明したのが、議会最大会派・清志会が押す元郵便局長の「藤本悦史」さんだ。


藤本悦史氏は昨年11月に立候補を表明。議会との対話。つまり、議論より根回し裏技、闇の掟の石丸前の安芸高田市に時間を逆戻りさせる、河井克行・杏里夫妻の時代が恋しい勢力の傀儡候補なのだ。


次に立候補したのは「赤津誠一郎」さん。石丸伸二前市長にインスパイアされて、立候補した若き44歳の会社経営者ではあるが、安芸高田市とは全くの無縁で川崎から安芸高田市に転宅しての挑戦だ。

こう言うとIT系の富豪でやり手経営者が安芸高田市に乗り込み、三菱USJ東京銀行エリートの石丸伸二の後、政策を受継ぎ、更なる飛躍を実現するように感じるかも知れませんが…、否!

もう、この赤津誠一郎氏 稀に見るポンコツ無知。基本怠け者の愚者カツ貧乏。知恵なく、コネなく、金も無い。何故、2万7千人の田舎に来たのか??? 答えは馬鹿ゆえに、無知ゆえに。



石丸伸二氏が二期目を辞めた結果。石丸伸二前に時計を逆戻りさせたい勢力と、サイコパスクレージーのポンコツの一騎打ちムードだった安芸高田市長選挙に、

ベテラン議員で石丸伸二の魂を受継ぐ者。20年生議員の熊高昌三氏が、安芸高田市長選挙に出馬表明しました。天はまだ安芸高田市民を捨てズ。藤本vs熊高の一騎打ちムードが高まります。



しかし、藤本氏は清志会がバックに居て、政治団体モドキの刷新ネットワークも着いているから、5000票近い基礎票があります。片や熊高昌三氏は自身後援会と応援議員票を合わせても、2500票は危ういのが現状です。しかし、この安芸高田市長選挙も投票率なんです。

高ければ高い程、熊高票は伸びるから熊高氏有利になりますが、65%以下ならば藤本悦史氏が当選すると私も思います。


だ・か・ら、東京も安芸高田市も、投票率は78%が好ましい。