広島ホームテレビのニュースソースを基に、岡森吉宏監督と田中実生氏が編集され、プロデューサーの立川直樹氏が追加取材されて、106分のドキュメンタリー映画に仕上げられている。


基のニュースだった時には、広島ホームテレビの女子アナウンサーがナレーションで伝えていたハズのニュースソースを、あえて劇場版はナレーションをやめて字幕・サブタイトルで表現しています。


ちょっと、個人的感想ですが、広島ホームテレビのスタッフもですが、テレビ業界人は、字幕を「テロップ」と呼びますよね?コレ、和製英語で日本人にしか通じません。

多分、US🇺🇸だと"telops"は、テロップス社、高精度のサーモグラフィーカメラのメーカーだと認識されると思います。誰がサブタイトルをテロップと呼んだのやら?!


そんな事はさて置き、本題に入りますが、このドキュメンタリー映画。安芸高田市や石丸伸二市長、反石丸の議会・清志会や、市長寄りのシセイクラブを全く知らない人には、理解するのが大変な映画です。

なんせ!ナレーションが有りません。市長と議会の対立は生々しいけど、何で揉めているかは、字幕・サブタイトルが出るまで初見だと分からない創りです。コレが広島ホームテレビ、岡森監督の意図なので…。


ですが、ドキュメンタリーらしく時系列で、出来事を整理してくれているのは、長年、石丸ウォッチャーの皆さんには嬉しい編集です。

河井克行事件を受けて、石丸伸二氏が、「安芸高田市をどげんかせんとイカン!」と、銀行マン人生を捨てて故郷に戻り改革に着手する所から、

一年目、二年目、そして三年目と、更に四年目の半年間を、石丸伸二市長目線で最初は紹介し、更に議会との対立の理由。

必ずしも議会が悪い訳ではないと言う見方で、石丸市長側にも非は有るのでは?とのジャーナリズム、そんな視点の意見も時系列になっています。


ただ、本当に最初は議会、清志会側も、市長からの問題提起、批判、意見には、真っ向から意見、反論、objectionしていたのですが…。

あまりにも辛辣と言うかぁ、無知と言うかぁ…。居眠り問題には、国会議員だって寝てる!とか、20年後の事なんて、儂は分からん!知らん!関係ない!と言い切るし。

そんな発言をテレビカメラに向かって言うから、石丸市長から「恥を知れ!恥を。」を喰らい。二年目以降、テレビ取材には応えなくなり、議会の一般質問は刷新ネットワークの作文の朗読に成ります。

コレは、ドキュメンタリー映画だから、全く包み隠さず曝け出されてしまう事に成っていて、広島ホームテレビの取材インタビューに清志会議員は、全く応えないから、

映画の終盤は取材に応えてくれる議員代表として、シセイクラブの二人がメインの構成に、せざるを得ない展開なのがよく分かります。


代表的な、居眠り・恫喝問題、副市長問題、無印出店問題、中國新聞社との対立、認定子ども園問題、二年連続決算不信任などは取上げられていますが、中國新聞社・胡子記者とのバトルは同じメディア同士なので歯切れが悪い。


尚、刷新ネットワークさんが2024年に市長辞任請求を出した件と、認定子ども園予算の二度目の否決は、字幕・サブタイトルのみでの紹介でした。


上映後、広島ホームテレビの取材記者、チーフプロデューサーと岡森監督の鼎談があり、中々、映画を通して地方自治、二元代表制度についての議論が深まればとの言葉が印象的でした。


最後に、映画の会場で山口純チャンネルの山口純さんとお会いし、挨拶できて良かったです。


そして、安芸高田市と石丸伸二市長を応援している皆さんは、是非、観て下さい。観て損のないドキュメンタリー映画です。