ノンアルコールビール🍺に代表される酒風味なノンアルコール飲料。最近、梅酒もノンアルコールが売られている。ただ、清酒のノンアルコールは聞かないネ。

でも、お笑い芸人ユキオトコさんの漫談には登場しますね、ノンアルコール清酒。ただの水やないかい!と突っ込むのだが、清酒風味がしないのはノンアルコール飲料ではない。


さて、どうやら日本では0.1%未満がノンアルコール飲料と呼ぶようで、1%未満0.1%以上のものは低アルコール飲料と言うらしい。

だから、ノンアルコール飲料と呼んでいるものは、概ね0.05%前後アルコールを含んでいる。なぜ、アルコールゼロではないの?と、思いませんか?


ビールはご存知の通り、麦芽を酵母で発酵させて造ります。あと、原材料にはコクや苦味を生むホップやトウモロコシなど、糖質を制限した材料を使いアルコール度数を調整して造られています。

麦芽と酵母の種類の組合せから、150種類ものビールが造られ、ラガーだけでなく、黒やクラフトなど味も、香も、見た目も違うビールが誕生します。


そんな中ノンアルコールビールは、どうやってアルコール度を0.05%にしているのか?通常は、3〜9%はアルコールを含むビールなのに。

調べてみると、どうやら3つのポイントがノンアルコールへの道には有るようで、まず、アルコールを産む素材、糖質を麦芽から削れるだけ削ります。

あれですね、清酒を吟醸酒にするのと似ている方法です。ただ、大吟醸くらいまでは削れても、全てを取り去るとビールにならないから、限界は有ります。

次に、発酵させる酵母の種類も厳選されていて、アルコールを極力作らない酵母が選ばれます。ただ、これが難しいのは、ビール風味は発酵させないと話にならない点です。

この低アルコール発酵のビールは、0.5%くらいで、そのまま低アルコールビールとしても出荷され、更にコレを浸透膜を使い、アルコール分だけを抽出し、0.5%から十分の一の0.05%にしているのです。


さて、梅酒はどうやってノンアル梅酒にしているのか?梅をアルコール無しの抽出できる液に漬けるのか?砂糖と焼酎に梅を漬けるのではなく、何に漬けたらノンアルコール梅酒になるのか?

どうも、梅ジュースをノンアルコール梅酒と呼んでいるようで、単に砂糖水に梅を漬けたダケでした。考えすぎ、アルコールを梅酒から抜いてはいないようです。