3月29日の金曜日に、安芸高田市において、臨時議会が招集されて、「議会だより」の予算計上に関する『再議』が審議されました。

その臨時議会の後、石丸市長の記者会見・囲み取材も行われて、『再議』に対する石丸市長の意見と、質疑がなされました。


まず、『再議』を求めた石丸市長から、なぜ、『再議』なのか?の理由が述べられました。発端は、「議会だより」が嘘八百の記事を書いて、市民に嘘を吹聴する媒体に成っている。

しかも、誤記の訂正と訂正記事を載せる事を要望しても、発行責任者である新田広報委員長と大下議長がまともに取り合わず修正に応じないまんま、無視し続けるので由々しき問題に成っている。

よって、市長・執行部としては、議会並びに広報委員会が「議会だより」を是正する意思がないと判断し、令和6年度予算より「議会だより」の発行予算を削除する事に決した。

するとこの執行部側の措置を受けて、清志会・宍戸議員から予算の修正動議が提出されて、令和6年度予算の予備費から、「議会だより」を発行する予算へと組替える案が本議会で可決されてしまう。

そこで、石丸市長からは、執行部が組んだ予算を、議会が一切、執行部との折衝、議論、調整なしに予算を組替える事は、法令、条例、並び議員必携にも反している為、再度採決のやり直しを求められた。


しかし、議会側は、シセイクラブの南澤、田邊の両議員は、議会と執行部とで相互協議をしなかったのは事実であり、執行部からの求めを無視し続けたが、

それが法令や条例、及び議員必携には違反しない、単に総務省が示す努力義務を守れていないだけである。と主張し、熊高議員だけが「議会だより」の予算は落とすべきだ!と、本会議の主張を貫きます。

尚、清志会議員と熊高議員以外の無所属議員、実に15人のうち12人の議員は意見を全く述べぬまま、『再議』への審判だけを行い、当然21日と同じように13-1と言う結果で「議会だより」の予算は復活した。


記者会見の場で石丸市長が指摘された様に、安芸高田市の議会は、法令や条例などの法律に暗い。だから、法令違反や条例違反でも、構わず立法権だ!自立権だ!と、言って変な権利を振りかざします。

この臨時議会でも、古い議員必携を引用し、田邊議員が間違った根拠を元に、予算の組替えには違法性は無いと言ってましたが、そもそも根拠と呼んでいる議員必携が古く廃案なのに…、石丸市長から指摘されていた。

これまでにも、本会議、委員会、一般質問で、条例や議員必携を示し、安芸高田市の議員たちは、彼等の余りな勉強不足と常識の欠如を指摘されて来ました。

まぁ、安芸高田市議の場合は法律の前に国語から勉強し直さないと、答弁の日本語と読解力に問題があると言わざるを得ません。だから、あの様な「議会だより」を平気で発行するのですが…。


さて結局、大方の予想通り、『再議』してみたものの、21日の議決、「議会だより」の予算は組替えて復活成立のままとなります。

さぁ!石丸市長はどう動くのか、不服の場合、市長は『再議』の合法性、違法性を、国または?県に判断を仰ぐ事が出来ます。

ただし、21日以内に手続きが必要で、更に、結論が出るまでに、90日掛かるから、石丸伸二市長の任期ギリギリです、最後の審判が降りる迄には。

石丸市長も、まだ、判断中と言ってました。さて、「議会だより」は、今後、どうなるのか?市民の目が嘘を許さない厳しい方向に向かう事を期待します。



◇臨時議会後記者会見 https://youtu.be/DRoucpdLCgs?si=2umZNr3qeMTxPKo1