昨日に引き続き、シセイクラブの南澤、田邊、両議員と石丸市長の意見交換会の続きが本日も行われた。時間にして50分、昨日より10分長い意見の交換となる。

そして昨日、市長が指摘した78号以降の要約の誤りや悪意のある切取り、中抜きに関して『シン・チェック機構』が機能していない件が話し合われた。


市長、執行部側が指摘したのは、山本優議員と山本数博議員の一般質問に対する市長、執行部の答弁である。このW山本議員は、安芸高田市議会の曲者2人で、

反石丸市長派・清志会の中でも石丸市長に対して正面から立ち向かう急先鋒なのだが、極端に人として理解力に乏しく、市長との議論が噛み合わないので有名な人物なのだ。

その全く噛み合わなかったハズのトンチンカンな、市長が匙を投げた質疑応答が、恐ろしいまでに改ざんされて、あたかも議論が成立したかの様に見せて、「議会だより」には記事と成っているのだ。


コレは流石に悪意があるだろうと主張する石丸市長。シセイクラブの2人は、石丸市長の気持ちは察するが、議員の立場から見た見解であり、例えば、

「ピラミッドを横から見ると三角だ!と主張する人が居る一方で、真上から見た人は、いいえピラミッドは四角だ!と言うのに似ているだけです。」と言うのだ。

全く要約せずに、編集ゼロで載せると市民には意図が伝わらないので、広報委員会としても苦渋の選択で記事にしていると南澤、田邊の両氏は、優議員と数博議員を擁護するが…。

そもそも、トンチンカンで全く噛み合わない一般質問を、「議会だより」の記事にする必要はないだろうと、私は思うのだが、「議会だより」には、議員の活動報告を平等に載せると言う建前も存在するらしい。


シセイクラブのお二人は、議員も人間だから良く思われようと多少話を盛るのは仕方ないと主張するが、石丸市長は議員の質問を盛る行為は百歩譲り許すにしても、市長・執行部側の答弁を改ざんするのは許し難いと主張します。

また、秋田議員の一般質問においての記事でも、執行部側の答弁で、一般的に◯◯だが、しかし、この場合は××に当たるので議員の指摘は当たらない、と、回答したのに、「議会だより」では、しかし以下の回答をカットして掲載している。

この答弁は明らかに「しかし…。」の、しかし以下に執行部の回答意図があるにも関わらず、「議会だより」は、一般的に◯◯としか載せない。明らかに回答の真意を捻じ曲げていると、石丸市長が主張すると、

シセイクラブの2人は、議員も人間だから良く見られたいと言う欲求からの要約、編集、切取りは有る。しかし、中々、悪意がある改ざんとは断定できずに発行されてしまうのが実態だと苦しい言い訳をします。


だから、市長・執行部側の目によるチェックは欠かせないが、『市長が承認しないと発行させない!』この前提が議会側は許し難く、『独立権の侵害と考える!』と、南澤、田邊の両議員は主張するのです。

コレに対し石丸市長が、2人がぐうの音も出ない反論を喰らいます。それは、執行部と議会で酒気帯びチェックをしますが、議会側はアルコールを検知した時点で車の運転は禁止するが、執行部側は検知しても車の運転は止められません!と、言ってますよ。


実に見事な喩え噺です。


相互のチェックするからには、相互に停止権も発生するのが道理で、この停止権を自立権の侵害とは、普通言わない!!と、市長に言われた2人は、

それでも多数派の清志会議員は『市長が「議会だより」を検閲し、発行を止める』、コレには絶対に賛成しないと、自身の無力感を口にします。

ここで、「議会だより」『シン・チェック機構』をどうすべきか?石丸伸二市長から、広報委員の南澤、田邊、両議員に対し、3つの案が提案されます。


1.相互にチェックする仕組みを設けて、相互に一次発行停止の原則を持つ。ただし、互いの主張が反駁し主張が平行線の場合は議会に発行の権利を有する。


2.議会の広報委員長、並びに委員と執行部の代表が集まり、事前に相互チェックした内容を公開議論した上で「議会だより」を発行する。尚、発行権利は議会広報委員長が有する。


3.市民、有識者からなる第三者による審査機構を設けて、この第三者委員会のチェックに従い校正を加えた上で「議会だより」を発行する。


広報委員であるシセイクラブの南澤、田邊の両議員は、この案を議会広報委員会に持ち帰り、新田広報委員長、山本数博議員、宍戸議員の5人で検討する事になるのだが…。

かなり、前途多難なように思います。オブザーバーに大下議長を加えて、6人で協議しないと、恐らく新田委員長独りでは、何一つ決められないし、市長寄りの2人に大下議長を動かせるのか?


石丸市長や執行部に検閲などさせん!


もう、議会広報委員会だけでやると決まッちょる!


と、言われてうやむやにされ、『再議』しても予算が落ち無ければ、予備費を使ってこれまで通り、議員の主張に沿って、議会での発言を盛りに盛って「議会だより」は発行続けられると思います。

因みに、『再議』の論点は、「議会だより」の発行や『シン・チェック機構』には関係なく、予備費を「議会だより」に流用し組替えて予算計上するのは合法か?が、審議される事になります。


◇意見交換会 二日目3/27