石丸伸二市長と激しく対立している市議会のボスが大下正幸議長なのである。勿論、最大会派『清志会』の代表も務める四期目の安芸高田市議会議員なのだ。



そして、この大下議長が実に曲者で、本来議会の議長なのだから、中立公正な立場で議会の取り纏めを行い、市の行政を司る市長や執行部と議会側のパイプ役のハズだが…。


議会は現在1名欠員があり、15人の市議会議員で構成されており、8名が清志会所属、2名がシセイクラブ所属、そして残る5名は会派に属さない無所属議員である。

そんな構成の議会で、大下議長、とにかく、重大な市長・執行部、つまり市行政側との遣り取りを、議会の議員達と協議せずに、独断で結論を出して市長・執行部側に報告してしまう。

また、議会本会議や各種委員会で、議員から執行部に対し、請求された答弁や資料が会議中には詳細までは報告、回答できずに、後日詳細報告と決した内容を、議長宛に執行部が既に回答しているのに故意に隠蔽するのです。


隠しても直ぐにバレてしまうのに、なぜか?隠します。


この隠蔽する意図が、議員にも、市長にも執行部にも、そして市民や安芸高田市ウォッチャーにも理解出来ない謎の行動なのです。隠して何の得にも問題解決にもならないし、問題の先送りにすら成りません。直ぐバレます。

前回のブログに書いた『議会だより』の件も、市長から大下議長に対して、再三、「それなりに、と言う表現は要約として不適切だ!」と指摘されているのに、

『議会だより』を編集・発行している議会広報委員会には図らず、議長の一存で「要約は正しい。単なる見解の相違である。」と門前払いにし、広報委員会に対してはそんな『議会だより』へのクレームは無いと、隠していました。


しかし、直ぐバレます。議会上で石丸市長が、『議会だより』は虚偽を訂正しない!嘘八百の広報誌など予算を付けるに値しない。そう宣言して『議会だより』の予算を令和6年度から落としてしまいます。

そこに及んで、議会広報誌を発行している6人の委員は大下議長の独断と、石丸市長が主張する「それなり」と言う要約の問題点を具体的に知るのです。

その顛末は、前回のブログに詳しく書いた通り、市長が『再議』の同義を発動した為、3月29日金曜日に臨時議会が招集され再度審議されます。


こう言う、大下議長の胸三寸で隠蔽された事件は他にも御座いまして、よくこの議長に議長手当まで払い続けて役職に付けているもんだと思いますし、これが安芸高田市議会の闇だと思います。

そんな大下正幸議長の代表的な隠蔽工作を、最後にご紹介して、なんて浅はかなのか?!を、皆さんと共有したいと思います。なかなか、浅はかですから驚かないで下さい。


◇議運で採決しています事件

石丸市長と山根温子議員の恫喝裁判の件で、控訴を勝手に市長が先決処分した件への臨時議会にて、その臨時議会への参加資格者を決める為の、議会運営委員会が開かれた。

当然、当事者である山根温子議員は、参加資格無しとし、臨時議会からは欠席、省かれたが、山根議員側の証人3人が臨時議会に出席しているのはおかしいと石丸市長が議長に抗議する。

これを受けた大下議長、「それは議会運営委員会で、全国議長会に確認して、直接利害関係のない3人の証人は参加資格が有ると判断しまた。」と言う。

すると、議会運営委員会に出席していた熊高議員が、「そんな!3人の証人の存在を、私は今知りました。議運で3人の議論などしていない!」と、物凄い剣幕で、大下議長に喰ってかかります。

どうやら、事務局からの助言もあり、全国議長会に対して3人の証人参加に関する問合せはしたようですが、議運に図り決めましたは大嘘だから、議運に出席していた熊高議員から大クレームとなります。

こんなの直ぐバレるのに、なぜ隠すのか?本当に意味不明です。石丸市長が3人の証人問題を言わないと思ったのか?にしても、議運に図った何んて嘘が通る積もりなのが恐いです。


◇広域水道事業団の負担金明細問題

これも意味不明な隠蔽です。予算審議にて、清志会メンバーの山本数博議員から、「広島県の水道事業団から3億を越える分担金の要求があり予算が組まれているが、その詳細を見た上で妥当性を吟味したい。」

そのような資料請求があり、執行部はこれに応じて水道事業団に詳細資料の議員への公開の可否を求めた。そして、1週間を目処に公開の方向で進める約束を行なった。

予算審議から1週間後の本会議での採決の場で、当然、「この資料は1週間が過ぎたがどうなっている?」と、なぜか?山本数博議員ではなく、熊高議員から確認の要求が出る。

この予算審議の委員長、石飛委員長が「まだ、執行部からの資料の提出は御座いません。」と、答弁すると、即座に石丸市長より反論があり、「請求の翌日には議長宛に資料は提出済みです!」と言う。

さぁ、議会は一時騒然となり、『暫時休憩入り』。傍聴席に居た人情報では、大下議長が仕切りに平謝り🙇で、私が議員に配り忘れました!、と、なんとも苦しい言い訳をしていたらしい。

そして、流石に、本会議で私が忘れていました!とは言えないから、もっともらしく、資料が膨大で議員では内容を読み取れないから、中身の分析方法を検討していて、議員への配布が遅れたと言う。

どうやら、安芸高田市議会では『広域水道事業団』に関しては、県の水道行政に明るい講師を呼んで、勉強会を開く予定だったとシセイクラブの田邊議員は仰ってました。

しかし、この資料を隠した意図はかなり謎で、同一会派の山本数博議員にまで、秘密にする必要がなぜ有ったのか?隠す動機が不明です。


◇W選挙中止決定の謎

これは昨年12月に、シセイクラブの田邊議員の一般質問の中から、執行部への質問と言うかたちで、7月の市長選挙と11月の市議会議員選挙を、同一日のW選挙にしたら、どのくらいコストカットできるか?と、問われました。

すること行政側からは、「少なく見積っても、1,300万円のコストカットに繋がる。」との回答でした。これは、財政難の安芸高田市としてはやらない訳にはいかない!市民からもW選挙を推す声が上がるも、その後の進展を聞かない。

このW選挙を開催するには、議会の総意で議会を市長選挙に合わせて解散して、初めて実行できる話なので、7月に議会解散なら3月末には総意を持って決めないと!そう田邊議員は考えたので、

今週末の議会の全員協議会で、大下議長にこの件を問うと、驚愕の答えが返ります。「その件はもう答えが出ちょる!W選挙は無くなった。」と、言うのだぁ。

ビックリした田邊議員が、「そんな!どこで決まった話ですか?寝耳に水です。」と、大下議長に詰め寄ると、大下議長は「どこじゃったかのぉ〜、どこで決まったかは忘れたが、もう決まった事じゃぁ。」と笑いながら、あの無駄に良い声で言われたそうで…。

田邊議員は、ダメだこりゃぁ!と、呆れてしまったらしいが、現実として清志会が数の論理で反対ならばW選挙はありませんからね。市民の為に1,300万円を削減する気はありません。

理由は簡単で、清志会が推す市長候補、藤本氏は郵便局長を辞職して市長に立候補します。だから、万一落選すると、W選挙だと市議選で議員にゾンビ当選できなくなるからです。


そんな大下正幸議長が、安芸高田市議会を牛耳っていて、とにかく、秘密主義、犬が穴を掘って骨を隠すように大下議長!なんでも隠します。

そして、犬なみ、いやいや鶏🐔なみに直ぐに隠した事を忘れます。一切、バレるのを恐れず隠す、Mr.隠し屋です。