昼飯を食いそびれた13日の金曜日。ジェイソンに襲われたくないので、久しぶりに神田駅前の「小諸そば」を訪ねると、
通常の店舗にはない、ロースかつ丼が季節限定のメニューとして置かれていた。ヒレかつ丼は有る店舗があるが、ロースかつは新商品らしい。
因みに、私が一番能く行く東武北千住駅構内の「小諸そば」には、かつ丼がない。狭い店舗だとかつ丼にガスコンロを占領されるからメニューに無いようだ。
◇温かい蕎麦のロースかつ丼セット+海老天トッピング
昼を抜いたから、目眩を覚える空腹だったから、かけ蕎麦には海老天をトッピングし、セット740円+海老天160円で、900円の贅沢だが二食分と思って注文する。
小諸そばは、葱がカウンターに備えてあるから、葱ダクダクに海老天蕎麦へは投入。また、小粒の梅干しも一個入れて、途中で温かい蕎麦は味変させる。
さて、小諸そば。甘さを抑えた鰹出汁の利いた醤油が濃いめのツユである。私は、富士そばより好きな小諸そばのツユ。
箱根そばは、やや甘くして醤油の角を取る感じて、まろやかな感じに醤油の尖りがないが、小諸そばはあえて醤油を尖らせパンチがある。
また、小諸そばも箱根そばも、自社の蕎麦に合うツユを選んでいるから、一概に、優劣は付け難い。小諸そばは細くポキポキの江戸っ子好みな藪蕎麦だ、美味い!蕎麦の旨味が素晴らしい。
さて、メインのかつ丼。普通、かつ丼用のかつを卵でとじる際は、かつをカットしてそのまま草鞋状でとじてあるが、小諸のかつ丼は敢えてこの切ったかつを不揃いにしてとじてあります。
だから、一切サクッとする感じはない代わりに、ツユは満遍なく能く沁みて同じ味がいたします。又、かつの厚さも15mm位で柔らかくてばっちりです。
更に、敢えて長く煮込む事で揚げ置きしているロースかつでも不味く感じない様に思います。勿論、解き卵はかつにツユが能く潤んだ後に加えてあります。
私は十分有りのかつ丼ですが、出来ればハーフサイズのミニかつ丼があると、非常に助かります。超空腹じゃないと、中々、食べきれません。