かなり久しぶりに、日本橋亭に来た。柳家甚語楼師匠の独演会。根多出したっぷり三席の木戸銭弐千円と謂う良心的な会である。
私は、白酒・甚語楼の会で12、13年前に本格的に甚語楼師匠を聴く様になり、三語楼事件などを経てから甚語楼師匠の良さを痛感する。
そんな甚語楼師匠の会に半蔵門線で『三越前』ヘ向かうので、是は蕎麦だ!と、気合いを入れて向かったら…、日本橋界隈は日曜日定休日の蕎麦屋ばかり!
鰹節問屋直営店『そばよし』、『利久庵』などは日曜日定休日。高い『紅葉川』はやっているけど…、昼飯の蕎麦に弐千円払うと本末転倒!
落語会の木戸銭と、蕎麦代が同じなんて、甚語楼師匠に失礼だと思ってCOREDO室町周辺をウロウロ。有った!『吉そば 日本橋店』。
◇吉そば 日本橋店/かき揚げ天そば、稲荷セットPlus生卵
かき揚げ天に生卵を落として、玉天蕎麦完成!稲荷寿司とのセットで、650円+80円=計730円の満腹に成りました。
多分、神田の吉そばへ行くと100円くらい安いのか?日本橋の一等地の所場代込みで730円ならば、ニューヨークやパリではあり得ない価格。
さて、吉そば。出汁はあまり主張しない割に、関西風な薄い味の蕎麦になります。関東らしく濃い醤油味で甘辛い蕎麦好きには、物足りないパンチの弱い蕎麦かもしれない。
お昼前、11時45分に来店し、日曜日で買物客が沢山いたのに、客は私を含め2名でした。