三三くんの地元還元落語会です。80人で超満員の小さい会場で、 
今でも年に2回やります。三三くんの原点のような会です。 
この日も、12時の開演なのに、9時半に並んだ私。 
当然1番でしたが、居ますね私以外にも兵が!!15分遅れで2人来て、 
そこからどんどんやって来るコアな三三ファン!!超満員で立見も出ました。 
そんな三三独演会、昼の部は、こんな内容でした。 
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1.たらちね/三三 
マクラでは、最近の異常気象、特にゲリラ豪雨に関する話題を振って、 
更に、何度か聞いた「宮中歌会始」について、喋る三三くんでした。 
このマクラは、何度聞いても面白いですね。そこから『たらちね』へ。 
せいこさんは“睡眠薬”と仰いますが、三三くんのは眠くなりません。 
前座噺なのに、飽きないのは、やっぱり年期ですね、修行の成果です。



2.片棒/正太郎 
できる二つ目さんです。師匠の良い所を受け継いでますね。 
春風亭では、一之輔に続くホープだと思います。期待の星です。 
さて、『片棒』。師匠の正朝師匠もやりますね、大師匠の柳朝譲りの江戸前の。 
一朝さんもそうですが、基本、本人が楽しそうに演じるのが一番です。 
どうしても、このネタは、市馬師匠の印象が強いので、それ以外を見ると、 
やや物足りない感じもするのですが、正太郎くんなりに楽しく演じて、 
良い押し出しを感じる一席でした。正太郎くん!!笑顔が素敵です。



3.茶金/三三 
かなり久しぶりに聴きました、三三くんの『茶金』。 
圓丈師匠は、京都弁ぽく喋りますが、三三くんのは基本標準語です。 
下手過ぎる関西訛りよりは、標準語で通した方が良いようにも思いますが、 
やっぱり、何か変な感じになりますね。油やさんは、江戸者だから江戸弁で良いけど、 
音羽の瀧の茶店の店主、茶金さん、番頭、この人たちは京都弁の方がいいなぁー。 
そうそう、この最中、携帯電話が鳴り、珍しく三三くんが怒り心頭でした。 
ちょうど、油やさんが茶金さんに、なぜ音羽の瀧で、あんな紛らわしい行動をしたのか?! 
と、怒る場面で鳴ったから、そのまんまのトーンで鳴らした客も叱り付けた。



次の小田原での三三くんの会は、47都道府県お礼参りの一環で、 
小田原市民会館で、8/16(土)に独演会が開催されます。 
誰がゲストで来るのか?圓楽師匠/花緑師匠/権太楼師匠/市馬師匠と続いて、 
さて、誰が来るのかな?圓楽師匠の前は、行かなかったけど、正蔵/三平でした。 
希望としては、喬太郎師、白酒師かな? チケットは勿論購入済みです。