隔月に開催されている“こはるパラダイス”も、節目の10回目でした。
横浜のコアなこはるファンが集まります。良い雰囲気の落語会です。
さて、今回は、こんな番組でした。
・真田小僧
・大工調べ
お仲入り
・青菜
1.真田小僧
二つ目さんの勉強会が、色んな場所で開催されている中、この会を選んで頂いてと、
感謝の言葉を述べる、こはる。10回続いた事への手ごたえを感じている様子でした。
メディアには、できるだけ出ないようにして、師匠と弟弟子のテレビを見る事もない、こはる。
だって、こはるは家にテレビがありません。今は、ひたすら持ちネタを増やす事に専念しています。
そして、3月でした。あまりに落語を詰め込み過ぎて、頭がパーに成ったと聞きます。
そうそう、この「こはるパラダイス」を宣伝するティッシュなるものを配ったそうです。
横浜にぎわい座は勿論、新宿ミュージック・テイト、そしてらくごカフェで配ったらしい。
テイトとらくごカフェは、客の質が良いようで、お一人様1個持って行かれるようで、
常識的なハケ方だったそうですが、にぎわい座は、餓鬼が住んでいるのか???
野毛という立地のせいか??? 500個のティッシュが1ヶ月持たずに無くなったらしい。
こはるは、今年厄年だそうで、独りで伊勢神宮に厄を祓いに行ったそうです。
初めて行ったそうですが、タクシーの運転手さんが、観光慣れしていて、
伊勢参りに関する説明をしてくれるのですが、これが『二人旅』のマクラそっくり!!
あまりに同じなので、一緒に喋り出しそうになったそうです。恐るべし!伊勢タクシー。
また、「おかげ横丁」という門前市みたいな所で、万金丹を売る少女に遭遇。
大喜びで行って買おうとすると、そこにあるのは、万金飴!! アメ???
そうなんです、現代は、浅田飴みたいに、万金丹も万金飴なんですね。
ただ、よーく見ると、角っこに「万金丹」も、すまなそうに置いてあったらしい。
いせ・あさま・れいほう・まんきんたん
この“あさま” これは伊勢の“あさま”だから、朝熊で“あさま”。
音しか知らなかった、こはるは、浅間・朝間だと思っていたらしい。
売り子のお娘ちゃんに、これを戒名にする落語があると、言いかけやめたらしい。
そんなマクラから、10回目にやると決めていたという『真田小僧』へ。
談春の型ですね。金坊が非常にマセていて、「昼下がりの情事、人妻編“おさき”の場合」
と、言って父親から、小遣いを巻き上げます。
2.大工調べ
談志師匠の会の思い出を語るこはる。談志独演会の楽屋というのは、結構特殊だそうです。
まず、前座の役目は、不審者を談志の楽屋に入れない事。日ごろから毒舌の談志師匠なので、
いつ刺されても不思議じゃない、だからか?とにかく、楽屋の出入りにはピリピリしていたそうです。
だから、AKBのノコギリ事件なんて、談志独演会では考えられない!?とは言うけど、
終演後、緞帳を上げて、客と会話する師匠は、相手を選んでいたかなぁーと思いますね。
また、談志師匠の楽屋に来る人、談志ファンって不審者みたいなのが多いよね。
例えば、団鬼六さん、また右翼の野村さん。編集者の石井さんだって…
だから、止めてはいけない人を止めて叱られる前座居ますね、有名なのがつい最近真打になった“アイツ”です。
「すいません!ここから先はダメです。関係者以外立ち入り禁止ですよ」と、家元に向かって言って、
「バカ!俺は立川談志だ! てめぇー誰の弟子だ、俺を知らないなんて!!」と怒鳴られたそうです。
後日、志の輔師匠と二人で、松坂牛の特上を持って、謝りに行ったとか、行かないとか聞きました。
そうそう、普通、会館やホールには、ステージに客席から上がる、階段がありますよね。
談志独演会は、取り外せるなら階段は必ず外してやっていました。あと、松元ヒロさんの会も同じですね。
そんな談志の楽屋の思い出話から、『大工調べ』へ。 不覚にも与太郎に棟梁の政五郎が話しているところで爆睡。
気付いたら、最後の啖呵でした。大声で目が覚めて、こはると目が合いました。まん前のど真ん中で寝てしまった。
3.青菜
「いやぁー いつになったらまともに大工調べできるのか?」「客に寝られてちゃいけませんよね、大工調べで」と言うこはる。
確かに、マクラまでは意識があった。真田小僧はうとうとしたが、寝てはいなかったが…『大工調べ』は爆睡でした。
さて、気を取り直して、ネタ卸しの『青菜』を、かなり真剣に聴きました。『大工調べ』の失態を取り戻す為に。
ただ、かなり酷かった!こはるの『青菜』。のげシャーレの優しいお客様だから許すけど、
これが藪さんだったら、鼻に指を突っ込まれて、鼻フックされたかもしれないぐらいダメでした。
落語に成っていません!! それぞれの会話が噛み合ってないのです。
ご隠居と植木屋さん、植木屋さん夫婦、植木屋さんと友人。この三者の会話が、できてないのです。
植木屋さんのお上さん、このキャラが決まってないのと、ご隠居を真似する植木屋さん、
ここがご隠居よりも、もっとご隠居らしくやらないと、ダメですよねぇー
それと、青菜が無かった後の隠し言葉の部分で、オリジナルの変な問答を入れたんです。
菜っ葉だから、牛若丸で義経にで決まったけど、ネギ(葱)だったらどうするんですか?と、
植木屋さんが、あっしは、葱ヌタが大好物なんで、ネギの場合はどうするんですか?
八五郎じゃないんだから、ご隠居に新たな質問をするなんてと思ったら、ご隠居が、
酒井呼ぶ 四天王から 榊原
本田と並ぶ 足りぬ一文字。
何だ?これと思ったら、植木屋さんも「何ですか?それ」と言う。すると、ご隠居が、
「葱は一文字草と言うだろう、だから、井伊にしておけ!とでも言って、断るかな?」
益々、意味不明な解説で、酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政の徳川四天王なんだなぁーは分かるが、
それで、葱がない場合の隠し言葉にはなっていませんよね。突然思い付いたのか?
この後、柳陰が無くなったら、「柳陰が、吉幾三です」も、やや意味不明でした。
ただねぇ、これまでも、ネタ卸しでは散々だったネタをちゃんと仕上げるこはるですから、
この夏中には、聴くに値する落語にはして欲しいです。
横浜のコアなこはるファンが集まります。良い雰囲気の落語会です。
さて、今回は、こんな番組でした。
・真田小僧
二つ目さんの勉強会が、色んな場所で開催されている中、この会を選んで頂いてと、
感謝の言葉を述べる、こはる。10回続いた事への手ごたえを感じている様子でした。
メディアには、できるだけ出ないようにして、師匠と弟弟子のテレビを見る事もない、こはる。
だって、こはるは家にテレビがありません。今は、ひたすら持ちネタを増やす事に専念しています。
そして、3月でした。あまりに落語を詰め込み過ぎて、頭がパーに成ったと聞きます。
横浜にぎわい座は勿論、新宿ミュージック・テイト、そしてらくごカフェで配ったらしい。
テイトとらくごカフェは、客の質が良いようで、お一人様1個持って行かれるようで、
常識的なハケ方だったそうですが、にぎわい座は、餓鬼が住んでいるのか???
野毛という立地のせいか??? 500個のティッシュが1ヶ月持たずに無くなったらしい。
こはるは、今年厄年だそうで、独りで伊勢神宮に厄を祓いに行ったそうです。
初めて行ったそうですが、タクシーの運転手さんが、観光慣れしていて、
伊勢参りに関する説明をしてくれるのですが、これが『二人旅』のマクラそっくり!!
あまりに同じなので、一緒に喋り出しそうになったそうです。恐るべし!伊勢タクシー。
また、「おかげ横丁」という門前市みたいな所で、万金丹を売る少女に遭遇。
大喜びで行って買おうとすると、そこにあるのは、万金飴!! アメ???
そうなんです、現代は、浅田飴みたいに、万金丹も万金飴なんですね。
ただ、よーく見ると、角っこに「万金丹」も、すまなそうに置いてあったらしい。
音しか知らなかった、こはるは、浅間・朝間だと思っていたらしい。
売り子のお娘ちゃんに、これを戒名にする落語があると、言いかけやめたらしい。
そんなマクラから、10回目にやると決めていたという『真田小僧』へ。
談春の型ですね。金坊が非常にマセていて、「昼下がりの情事、人妻編“おさき”の場合」
と、言って父親から、小遣いを巻き上げます。
談志師匠の会の思い出を語るこはる。談志独演会の楽屋というのは、結構特殊だそうです。
まず、前座の役目は、不審者を談志の楽屋に入れない事。日ごろから毒舌の談志師匠なので、
いつ刺されても不思議じゃない、だからか?とにかく、楽屋の出入りにはピリピリしていたそうです。
だから、AKBのノコギリ事件なんて、談志独演会では考えられない!?とは言うけど、
終演後、緞帳を上げて、客と会話する師匠は、相手を選んでいたかなぁーと思いますね。
また、談志師匠の楽屋に来る人、談志ファンって不審者みたいなのが多いよね。
例えば、団鬼六さん、また右翼の野村さん。編集者の石井さんだって…
「すいません!ここから先はダメです。関係者以外立ち入り禁止ですよ」と、家元に向かって言って、
「バカ!俺は立川談志だ! てめぇー誰の弟子だ、俺を知らないなんて!!」と怒鳴られたそうです。
後日、志の輔師匠と二人で、松坂牛の特上を持って、謝りに行ったとか、行かないとか聞きました。
そうそう、普通、会館やホールには、ステージに客席から上がる、階段がありますよね。
談志独演会は、取り外せるなら階段は必ず外してやっていました。あと、松元ヒロさんの会も同じですね。
そんな談志の楽屋の思い出話から、『大工調べ』へ。 不覚にも与太郎に棟梁の政五郎が話しているところで爆睡。
気付いたら、最後の啖呵でした。大声で目が覚めて、こはると目が合いました。まん前のど真ん中で寝てしまった。
「いやぁー いつになったらまともに大工調べできるのか?」「客に寝られてちゃいけませんよね、大工調べで」と言うこはる。
確かに、マクラまでは意識があった。真田小僧はうとうとしたが、寝てはいなかったが…『大工調べ』は爆睡でした。
さて、気を取り直して、ネタ卸しの『青菜』を、かなり真剣に聴きました。『大工調べ』の失態を取り戻す為に。
ただ、かなり酷かった!こはるの『青菜』。のげシャーレの優しいお客様だから許すけど、
これが藪さんだったら、鼻に指を突っ込まれて、鼻フックされたかもしれないぐらいダメでした。
落語に成っていません!! それぞれの会話が噛み合ってないのです。
ご隠居と植木屋さん、植木屋さん夫婦、植木屋さんと友人。この三者の会話が、できてないのです。
植木屋さんのお上さん、このキャラが決まってないのと、ご隠居を真似する植木屋さん、
ここがご隠居よりも、もっとご隠居らしくやらないと、ダメですよねぇー
菜っ葉だから、牛若丸で義経にで決まったけど、ネギ(葱)だったらどうするんですか?と、
植木屋さんが、あっしは、葱ヌタが大好物なんで、ネギの場合はどうするんですか?
八五郎じゃないんだから、ご隠居に新たな質問をするなんてと思ったら、ご隠居が、
酒井呼ぶ 四天王から 榊原
本田と並ぶ 足りぬ一文字。
「葱は一文字草と言うだろう、だから、井伊にしておけ!とでも言って、断るかな?」
益々、意味不明な解説で、酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政の徳川四天王なんだなぁーは分かるが、
それで、葱がない場合の隠し言葉にはなっていませんよね。突然思い付いたのか?
この後、柳陰が無くなったら、「柳陰が、吉幾三です」も、やや意味不明でした。
この夏中には、聴くに値する落語にはして欲しいです。