サンケイリビング主催、広瀬和生プロデュースの会でした。
2013年、急成長した二つ目さんの一人だと思います、粋歌さん。
188席の内幸町ホールが完売だったそうです。
ゲストの一之輔効果は多少あるだろうけど、完売は凄いと思いました。
さて、そんな「粋歌の新作コレクション2013」、こんな内容でした。

  
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1.平林/ 一力
成城ホールのセゾンド白酒以来の一力くん、ネタも同じ『平林』でした。
今年、8回聴いてました、一力くん。一朝師匠の一門はみなさん頑張ってますね。
 

2.おじいせん/粋歌
この噺が、最初に彼女が創った新作落語なんだそうです。
ダメ男に惚れる女性心理と、じじ専ギャルの合コンがシュールに展開します。
今時の女性の感覚で、粋歌さんの会は意外と女性客が多いと思います。


3.コンビニ参観/粋歌
この噺は、圓丈師匠と小ゑん師匠が主催する「にゅ」でのネタ卸しを聴いていますが、
その時よりも、校正されて良くなっておりました。子離れできない母親の悲哀を描いた作品で、
粋歌さんの新しい一面、母性の部分を発揮するネタに仕上がっています。


4.クリスマスの夜に/一之輔
この噺は、三遊亭天どん師匠の作品で、広瀬和生氏お気に入りの一席です。
広瀬和生さんの北沢タウンホールでの会に、天どん師匠が出た時に、
私は、この噺を初めて聴いたのですが、一之輔がやると2グレードアップした感じです。
天どん師の脱力感満載でやるのも良いけど、一之輔の切れ!切れ!のギャグも良かったです。


5.影の人事課/粋歌
粋歌さん自身がOL時代に所属していたという「総務部・人事課」
人事課出身だから分かる、あるあるネタ満載の新作落語です。
これも、「粋歌の女子会」という会で、ネタ卸しを聴いたのですが、
今回の方が、コンパクトで分かりやすく校正されておりました。

粋歌さん、今時の女性らしいタッチの新作落語を、
これからも続けて欲しいと思います。