従来は、地下の“のげシャーレ”で開催されていた一之輔の独演会。
今回を期に、上の芸能ホールでの開催に昇格したのか?
二階まで満席とはいかなかったようですが、それでも台風の中、
75%くらいの席は埋まっておりました。今回は、こんな演目でした。
今回を期に、上の芸能ホールでの開催に昇格したのか?
二階まで満席とはいかなかったようですが、それでも台風の中、
75%くらいの席は埋まっておりました。今回は、こんな演目でした。
・高砂や … 柳亭市弥
・加賀の千代 … 春風亭一之輔
・鰻の幇間 … 春風亭一之輔
お仲入り
・紙切り … 林家正楽
・らくだ … 春風亭一之輔
1.高砂や/市弥
開口一番は、もうすぐ二つ目1年になる市弥くんでした。
この『高砂や』は、浅草見番の雲助師匠の会のゲストで聴いて以来です。
その見番の時は、正直、まだまだやなぁーの感想でした。
(この頃忙しくてブログには、詳しく落語会の様子が書けていません。)
それが、この日は凄く良かった!!市弥を見直した。
昨年“市弥ぼし”という二つ目昇進の会で聴いた『転宅』『竹の水仙』もそうだけど、
もそもそ喋りで滑舌が悪く、何を言っているのか?みたいな部分が多々ありました。
それが、早口でもちゃんと聴こえる。いや、聞き取り易い落語に変わっておりました。
見番で聴いて、2ヶ月した経ってないのに、大化けの印象です。
近く、もう一回聴いてみたいと思います、市弥。
開口一番は、もうすぐ二つ目1年になる市弥くんでした。
この『高砂や』は、浅草見番の雲助師匠の会のゲストで聴いて以来です。
その見番の時は、正直、まだまだやなぁーの感想でした。
(この頃忙しくてブログには、詳しく落語会の様子が書けていません。)
それが、この日は凄く良かった!!市弥を見直した。
昨年“市弥ぼし”という二つ目昇進の会で聴いた『転宅』『竹の水仙』もそうだけど、
もそもそ喋りで滑舌が悪く、何を言っているのか?みたいな部分が多々ありました。
それが、早口でもちゃんと聴こえる。いや、聞き取り易い落語に変わっておりました。
見番で聴いて、2ヶ月した経ってないのに、大化けの印象です。
近く、もう一回聴いてみたいと思います、市弥。
同期の一蔵、小辰に比べると、ハンデが大きいよなぁーと思いましたが、
この『高砂や』なら、二人に負けていません。どころか、二つ目じゃデキ過ぎくんです。
謡と都々逸と、豆腐屋の口演は、既に柳家三三を越えています。
流石、柳亭市馬の弟子だ!と、言われる節回しです。
顔だけは、同期と言わず落語協会でも、ピカイチです。
これで、芸が良くなると、まず、お茶子さんが唾付けに来ますよねぇ。
2.加賀の千代/一之輔
十八番ですね。昨年の一之輔の回数ランキング上位です。
百川、粗忽の釘と同席数で、第四位でした。
いいですね、甚兵衛さんの奥さんからの尻に敷かれ具合がたまりません!!
ただ、「朝顔や つるべ取られて もらい水」です。
一之輔は、“朝顔に”とやりますが、正しくは、“朝顔や”
加賀の千代自身が、「に」から「や」へ訂正しているらしいです。
私が言っているのではなく、加賀の千代記念館に行って調べた志の輔が言っておりました。
十八番ですね。昨年の一之輔の回数ランキング上位です。
百川、粗忽の釘と同席数で、第四位でした。
いいですね、甚兵衛さんの奥さんからの尻に敷かれ具合がたまりません!!
ただ、「朝顔や つるべ取られて もらい水」です。
一之輔は、“朝顔に”とやりますが、正しくは、“朝顔や”
加賀の千代自身が、「に」から「や」へ訂正しているらしいです。
私が言っているのではなく、加賀の千代記念館に行って調べた志の輔が言っておりました。
3.鰻の幇間/一之輔
これは、大神宮で聴いたばかりでしたが、かなり変わっていました。
不要なクスグリが減りました。その分、残ったクスグリのパンチが利いていました。
一之輔らしいデーストの『鰻の幇間』です。一之輔の方が、談春なんどがやるより、
上手く言えないけど、角がない感じなのです。また、志らくなんかがやるよりも、
クスグリが突飛は突飛ですけど、伝わり易いと思います。
数年すると、これも固まるんだろうなぁー 一之輔の型に。
4.紙切り/正楽
いやはや、二日連続で正楽師匠を見てしまいました。
この日は、リクエストで「俺と女房が、横浜埠頭でキスしているところ」という、
とんでもないのが飛び出しましたが、ちゃーんと正楽師匠らしく、
合い合い傘で処理した、港のキスシーンを切り上げました。
更に、ラストは評判の良い影絵ドラマ「美空ひばり」が、
♪川の流れのように、に乗せて上映されました。
5.らくだ/一之輔
初めて一之輔版を聴きました。45分くらいで最後の焼場までやりました。
概ね、合格ですが、屑屋の久さんが酔う場面が荒いのです。
また、らくだに虐められた過去を語る場面も一本調子なので、
地べたの○を買え! 長寿庵の丼買え! 左甚五郎の蛙を買え!
の、三段構えのエピソードが、どんどん盛り上がる感じではありません。
一之輔は、○→丼→蛙の順番に演じますが、丼→蛙→○の方がいいと思いました。
それでも全体としては、十分面白い『らくだ』です。
それでも、もっともっと良くなる事を期待します。
初めて一之輔版を聴きました。45分くらいで最後の焼場までやりました。
概ね、合格ですが、屑屋の久さんが酔う場面が荒いのです。
また、らくだに虐められた過去を語る場面も一本調子なので、
地べたの○を買え! 長寿庵の丼買え! 左甚五郎の蛙を買え!
の、三段構えのエピソードが、どんどん盛り上がる感じではありません。
一之輔は、○→丼→蛙の順番に演じますが、丼→蛙→○の方がいいと思いました。
それでも全体としては、十分面白い『らくだ』です。
それでも、もっともっと良くなる事を期待します。
そうそう、お仲入りの休憩中に、トイレを出ると「えりちゃん」がチケットを売っている。
何だろう?と思うと、夢空間主催の「ペペ桜井先生の喜寿の会」だった。
「昨日、末廣亭に居ましたよね、一番前で見てた…」「俺を見てたのかよ!」
「違いますよ、そんな趣味はありません、見えただけ」「前の席まだあるの?」
「ありますよ、このピンクのゾーンで×点の無い場所が残りです」
「じゃぁ、ココ。」と、最前列の下手の最前列を確保しました。
10/5(土)です。池袋の昼席を聴いてから、行くかな?と思っています。
出演は、ペペ桜井先生、一之輔、ロケット団、そして恩田えりの四組です。
3,500円です。皆さんも、是非、ペペ先生の喜寿を祝いに来て下さい。