
久しぶりに“よみうり”ホールに登った。去年、一之輔の披露目の会で六月に来て以来だ。
二階席でしたが、「右」の最前列だったので、一階の最前列と変わらない位置でした。
逆に、一階の最前列より、スピーカーの近くで、良く聴こえた。初めてe+で良い席に当たった。
さて、お盆の小三治独演会、こんな演目でした。
二階席でしたが、「右」の最前列だったので、一階の最前列と変わらない位置でした。
逆に、一階の最前列より、スピーカーの近くで、良く聴こえた。初めてe+で良い席に当たった。
さて、お盆の小三治独演会、こんな演目でした。
1.しの字嫌い/三三
開口一番に、三三くんが登場したので、場内が沸きました。
というのも、緞帳は上がった状態でしたが、めくりがあらかじめ置かれていなかった。
そこへ、三三くんの弟子の小かじくんが、めくりを持って登場!!
開口一番に、三三くんが登場したので、場内が沸きました。
というのも、緞帳は上がった状態でしたが、めくりがあらかじめ置かれていなかった。
そこへ、三三くんの弟子の小かじくんが、めくりを持って登場!!
柳家三三
そう書かれためくりをセットすると、会場がどかーん!!と盛り上がりました。
そして、「京鹿の子娘道成寺」ではない出囃子でしたが、三三くんが登場。
恐ろしいぐらいに盛大な拍手が起こりました。
「いっぱいのお運びで、御礼申し上げます。お目当て登場の前に1席お付き合い下さい」
と、言って始めたネタは、『しの字嫌い』でした。
12~3分でしたが、良い繋ぎだったと思います。
2.粗忽の釘/小三治
マクラも振らずに、いきなり、『粗忽の釘』でした。横浜にぎわい座の四月と同じ演目だ。
しかし、中身がかなり違った。というか、丁寧に、全部やるのだ。
私は初めて聴いた、小三治師匠の完全版を。
まず、カットされるだろうやり取りがカットされずに全部やるのです。
そう!箪笥を背負った粗忽な旦那が、蕎麦屋の出前とぶつかりそうになる!!
出前持ちが慌てて、避けたから旦那とは衝突しなかったけど、
卵屋さんというのか養鶏農家というか、そこに出前持ちが突っ込んでしまうのだ。
そこから警官が登場して仲裁するくだりもやりました。
いつもなら、「あんた!何処ほっつき歩いてたんだい、釘打っておくれよ!?」しかやらないが、
その遅れた理由を、粗忽な旦那が喋る部分を丁寧にやってくれたのです。
小三治師匠の粗忽亭主は、奥さんに対し、「お前は、すぐに上に立とうとする!」と、怒ります。
ここが、いいですね。尻に敷かれてるんだけど、露骨にされるとプライドが許さない亭主なのです。
また、受け狙いで二人で行水した思い出話をしたりせず、縁日で下帯を買ってやった話程度で品を保つ。
ただ、唯一、残念だったのがサゲを言い間違えました。「明日から、ここに釘を掛けにこないといけない」と。
そうです!釘ではなく、箒(ほうき)です。弘法も… 正蔵師匠、小三治だってサゲを間違える事があります。
源蔵と新助なんて言い間違い気にせず、誤魔化せばいいのです、名人は、そこらあたりも上手い。
3.一眼国/小三治
後半が始まったのが、ちょうど20:15ぐらいでした。後半はタップリマクラかな?
そう思ったら、一眼国用の、浅草の奥山には、昔、見世物小屋が立ち並んでいた。
そんなマクラから入りました。そうです、この日はフリートーク無しでした。俺は初めてです。
小三治師匠が、一切、フリートークしない独演会なんて??? 過去、記憶にありません。
後半が始まったのが、ちょうど20:15ぐらいでした。後半はタップリマクラかな?
そう思ったら、一眼国用の、浅草の奥山には、昔、見世物小屋が立ち並んでいた。
そんなマクラから入りました。そうです、この日はフリートーク無しでした。俺は初めてです。
小三治師匠が、一切、フリートークしない独演会なんて??? 過去、記憶にありません。
「大ザル・小ザル」→「べな」→「六尺の山からとれた大イタチ」
いつもように、この噺の時に必ず振るマクラを喋ってから『一眼国』へ
丁寧に、35分くらい喋ったと思います。そして、20:50終演。
うーん、主催者に何か釘を刺されたんですかねぇー 21時完全撤収です!!とか。
だから、一席目が粗忽の釘? そんな事を考えてしまう、小三治独演会でした。
池袋のトリの疲れを心配しましたが、それは一切無かったけど、
フリートークしない小三治師匠は、なんとも不思議な感じでした。
個人的には、フラストレーションが溜まりますね。
小三治師匠には、時間無制限で喋らせてやりたい。