
昼間に灼熱の中、池袋演芸場で体力を死ぬ寸前まで奪われて、
少しだけサウナのカプセルルームで冷たいモノを取って休息。
そして今度は、こはるの勉強会へと出かけた。
少しだけサウナのカプセルルームで冷たいモノを取って休息。
そして今度は、こはるの勉強会へと出かけた。
高円寺のギャラリー工に着いたのが、開場ピッタリくらいの時間。
既に3人のお客様が並んでいて、木戸銭を払っていた。
私も、予約の名前を告げて、木戸銭を払って中に入った。
凄く冷房が利いている!! 香港かシンガポールのような利き方だ。
寒いぐらいに冷房を利かせるのが、常夏の国のおもてなし。
日本も常夏並に暑くなったのだろう。今日、四万十では41℃を越えたらしい。
さて、そんな疲れ切った状態で会場入りすると、こはるが梅酒を振舞っていた。
そうだった!この日は、こはるお手製の梅酒が飲めるんだった。
ヨシっと、ウイルキンソンの炭酸をコンビニで買って、
梅酒のソーダ割りを作る、そして、PETボトルに隙間ができたので、
そこに、梅酒を入れて貰って、7:3割の梅酒ソーダが500mできたのだった。
池袋での灼熱地獄を、こはるの梅酒が癒してくれる。
完全に、ホロ酔いに成って、勉強会がスタートするのを待った。
ちなみに、この梅酒、正直美味くはない。酸っぱいのだ。
漬かりが浅いのもあるけど、砂糖の質がよろしくなさそうだ。
氷砂糖を使っていると思うのだが、自分では飲まない!と言っているこはるが、
そうは、高価な氷砂糖は使わないだろうから、この程度の味なんだろう。
でも、仕方ないさぁ!! だって、タダなんだもの。
・道灌
マクラで7月は、仕事が忙しかったけど、秋田→東京→青森→岐阜という、
移動で新幹線に、たくさん乗って、涼しいを越えて寒かった東北から、
灼熱地獄の岐阜へと移動して、体の調子が凄く悪かったそうです。
そして、岐阜は花火大会の日だったそうで、馬鹿ップルと食堂で遭遇。
この二人が、冷麺を注文して、一つの皿を二人でシェアーしながら、
1杯のジュースを2本のストローで飲むが如く、食べていたのに驚いたと言っておりました。
しかも、冷麺を1皿注文して「取り皿」を用意させたのに、使わないのだ!?
結局使わないの?と、思ったら、最後に汁を取り皿と元皿でシェアーしたそうなぁ。
更に、この馬鹿ップルの会話に、耳がダンボになるこはる!!
女「バス乗場見た?」
男「見たヨ、超~行列できてるしぃーーー 歩くべぇーか?」
女「どれくらい?」
男「・・・ 長良川だから、どれくらいだろう? 遠いべぇ。遠い」
女「だから、どれくらい?」
男「・・・ 知らねぇーし、俺、鵜飼じゃねぇーし」
女「だから、どれくらい?」
男「・・・ 分かんねぇーし、計ったことねぇーし、カーナビじゃねぇーし」
女「1時間くらい歩くかなぁ?」
男「うーん、1時間くらいかな?」
女「私、限界。1時間が限界」
男「俺、1時間歩いたら、暑いし、暑いし、ずーーっとアイス喰ってるかも?」
女「アイスっていえば、あのパイナップルの凍ったの、超~美味しくない?」
延々、このような会話が続いたそです。
女は下駄、男は雪駄履きだったようですが、
この馬鹿ップルは、慣れない履物で、1時間歩くとどうなるのか?
そいう事には頓着せず、暑いからアイス食べながら歩こうぐらいしか、
頭は回らない輩のようだったそうです。居ますねぇ。こいう若者。
若者じゃなくても居るかな?履物に頓着せず酷い目に合う人。
そう考えると、思い当たる顔が浮かんで来ます。
そんなマクラから、14日、横浜にぎわい座で白鳥師匠の会のゲストで出演する、こはる。
そこで、三遊亭白鳥作『ナースコール』を掛けるそうで、そのアゲの稽古として、
自分の会で客前で掛けた『ナースコール』を録音して、白鳥師匠に送るという儀式がある。
そうです、その録音を聴いた白鳥師が後日、ダメ出しをしてくれて、それを踏まえて本番に臨むのです。
この日、二席目に、この『ナースコール』のアゲ録音をするので、
その前に、気合を入れて原点回帰する意味で、『道灌』をやりたい!と、言ってやりました。
『道灌』は、柳家の基本ですからね。この中に、落語のあらゆるエッセンスが入ってますよね。
特に、笑わせる為のイロハと、なんと言っても、リズムですかね。古典のリズムを体得するのに一番だと思います。
2.ナースコール
『道灌』の後、徐に、『ナースコール』へ入るこはるでした。
古典口調を意識して排除しているのが分かりますが、
新作の“こはる流”なリズムが出ないので、ややぎこちない。
それでも、白鳥師匠が用意しているギャグを愚直に使うのです。
受けても・受けなくても、こはるらしいと思いました。
『道灌』の後、徐に、『ナースコール』へ入るこはるでした。
古典口調を意識して排除しているのが分かりますが、
新作の“こはる流”なリズムが出ないので、ややぎこちない。
それでも、白鳥師匠が用意しているギャグを愚直に使うのです。
受けても・受けなくても、こはるらしいと思いました。
そうそう、岐阜でもやったそうですが、やる度に変わるとも言ってました。
それは、そうでしょう、白鳥師匠自身がそうですからねぇー
まだまだ、味が出るところまでは行きませんが、
まだまだ、味が出るところまでは行きませんが、
なんでも勉強・肥やしにして欲しいです。
3.提灯屋
最後は、大好き!という『提灯屋』で終わりました。
『ナースコール』が、これぐらいできると、“女・喬太郎”と呼ばれる日は近い!!
この噺は、一之輔も時々やりますが、こはるも負けていないぞ!と、
やや贔屓目に思うのであります。