10年続いている風間杜夫独演会。平日の昼なのに、一階席250人ぐらいは完売で満員でした。
昼夜二回公園で、夜も同じくらい入っているとしたら、なかなかの集客力だと思います。
勿論、60代の女性客が圧倒的に多く入っていて、男性も年配者が目立ちます。そんな風間さんの会、昼の部は、こんな内容でした。
・転失気 … 林家なな子
・ちりとてちん … 柳家喬太郎
・風呂敷 … 風間杜夫
お仲入り
・動物ものまね … 江戸家小猫
・化け物使い … 風間杜夫
1.転失気/なな子
正蔵の5番弟子です。個人的には、一つ下の妹弟子:つる子ちゃんの方が好きです。さて、今日は『転失気』をやりました。なな子さんは、小満ん師匠の会の前座を務めていて、『転失気』は、これが二回目でした。
なかり、噺に余裕が出てきて、間の取り方や、所作の入れ方が上手くなりました。白鳥師匠の一番弟子:あひるくんとは、えらい差ですね。見習い期間を入れたら2年半くらいキャリアに差があるからね。
すくすくと、無邪気な林家らしい咄家に成って欲しいです。小満ん師匠の会の初回では、貧血で高座から転落して、三味線の師匠にぶつかったらしい。
貧血も克服して、長い噺がちゃんとできる咄家に成って下さい!
2.ちりとてちん/喬太郎
風間さんの横浜にぎわい座の会のゲストは、たいがい、この柳家喬太郎です。あまりマクラを振らず、よそ行きな感じで、ネタに入るんですが、ネタ自身は喬太郎らしい部分も見せます。
この日の『ちりとてちん』も、喬太郎らしいエキセントリックな笑いが少し見えました。自分の会よりは遠慮ぎみですけどね。
3.風呂敷/風間杜夫
マクラは、いつも通りに近況報告から。「八重の桜」で演じた会津藩士は、5月に鳥羽・伏見の戦いで討死してしまったから、番組すら見ないそうです。
また、水谷八重子と「金色夜叉」の勘一・お宮を演じたそうですが、年齢を考えると、妖怪みたいな芝居だったと本人の弁。現在は、年末の芝居に向けての役作りなどを考えながら、落語の稽古もしているそうです。
結構長めのマクラから、『風呂敷』に入る風間さん。その前に、知ったかぶりの棟梁が使う故事成語の解説から、噺用のマクラを振りました。
この噺で、あんまり聞きません、この種のマクラ。「女、三界に」、「直に冠、瓜田に靴」を解説して始めるのはどうなのか?
この志ん生のギャグは、分からない人は相手にしていないようなもんじゃないのか?とは、思いますが、あのマクラ無しだと、風間ファンは付いて来れないようにも思うし…
4.化け物使い/風間杜夫
この日、夜は全く別の落語会に行って桃月庵白酒の『化け物使い』を聴いたんですが、やっぱり、まだまだですね風間さん。
この噺は、難しいとつくずく思いました。
昼夜二回公園で、夜も同じくらい入っているとしたら、なかなかの集客力だと思います。
勿論、60代の女性客が圧倒的に多く入っていて、男性も年配者が目立ちます。そんな風間さんの会、昼の部は、こんな内容でした。
・転失気 … 林家なな子
・ちりとてちん … 柳家喬太郎
・風呂敷 … 風間杜夫
お仲入り
・動物ものまね … 江戸家小猫
・化け物使い … 風間杜夫
1.転失気/なな子
正蔵の5番弟子です。個人的には、一つ下の妹弟子:つる子ちゃんの方が好きです。さて、今日は『転失気』をやりました。なな子さんは、小満ん師匠の会の前座を務めていて、『転失気』は、これが二回目でした。
なかり、噺に余裕が出てきて、間の取り方や、所作の入れ方が上手くなりました。白鳥師匠の一番弟子:あひるくんとは、えらい差ですね。見習い期間を入れたら2年半くらいキャリアに差があるからね。
すくすくと、無邪気な林家らしい咄家に成って欲しいです。小満ん師匠の会の初回では、貧血で高座から転落して、三味線の師匠にぶつかったらしい。
貧血も克服して、長い噺がちゃんとできる咄家に成って下さい!
2.ちりとてちん/喬太郎
風間さんの横浜にぎわい座の会のゲストは、たいがい、この柳家喬太郎です。あまりマクラを振らず、よそ行きな感じで、ネタに入るんですが、ネタ自身は喬太郎らしい部分も見せます。
この日の『ちりとてちん』も、喬太郎らしいエキセントリックな笑いが少し見えました。自分の会よりは遠慮ぎみですけどね。
3.風呂敷/風間杜夫
マクラは、いつも通りに近況報告から。「八重の桜」で演じた会津藩士は、5月に鳥羽・伏見の戦いで討死してしまったから、番組すら見ないそうです。
また、水谷八重子と「金色夜叉」の勘一・お宮を演じたそうですが、年齢を考えると、妖怪みたいな芝居だったと本人の弁。現在は、年末の芝居に向けての役作りなどを考えながら、落語の稽古もしているそうです。
結構長めのマクラから、『風呂敷』に入る風間さん。その前に、知ったかぶりの棟梁が使う故事成語の解説から、噺用のマクラを振りました。
この噺で、あんまり聞きません、この種のマクラ。「女、三界に」、「直に冠、瓜田に靴」を解説して始めるのはどうなのか?
この志ん生のギャグは、分からない人は相手にしていないようなもんじゃないのか?とは、思いますが、あのマクラ無しだと、風間ファンは付いて来れないようにも思うし…
4.化け物使い/風間杜夫
この日、夜は全く別の落語会に行って桃月庵白酒の『化け物使い』を聴いたんですが、やっぱり、まだまだですね風間さん。
この噺は、難しいとつくずく思いました。