
三喬師匠がトリを取った昼席の後、夜席も続けて観ました。こちらも、ぴあで発売日に売り出しの10時に買ったら、「あー10」でした。最前列の中央!ラッキー!
夜は、独演会やふたり会/三人会などグループ会を開催する貸しホール的な会になります。
これは、池袋演芸場の下席のやり方と一緒ですね。昼は定番同様の寄席興行で、夜は抽選の貸しホールの興行となります。
あと、東京は二人会ですが、上方は「ふたり会」と言いますネ。さて、そんな夜席、文華・銀瓶のふたり会、こんな演目でした。
・犬の目 … 桂華紋
・青菜 … 桂文華
・胴乱の幸助 … 笑福亭銀瓶
お仲入り
・桂三枝作「宿題」 … 笑福亭銀瓶
・住吉駕籠 … 桂文華
1.犬の目/華紋
この日の開口一番は、文華さんの弟子・華紋くんと言う、見習い修行を終えて、まだ三ヶ月という若手でした。
東京で言うと前座ですね。しかし、上手い‼です。落研出身ですが、変な癖はなく、大胆で一生懸命で、基本がデキた噺をします。
吉坊とか、吉弥が見習いを終えたばかりの頃を知らないのですが、彼等と同じくらい出来る咄家に成る事を期待します。
2.青菜/文華
上方落語界の妖怪人間ベロ、桂文華師匠。初めてだと思います。私と同世代です。関西学院大学から小文枝師匠に入門しています。
マクラでは、最近のニュースを軽妙にイジって笑いに変えて、そこから『青菜』へ。
夏の定番、『青菜』。「植木屋さん、ご精が出ますなぁ⁈」とは始まりません。「植木屋さん、植木屋さん、もうお仕事はお済みでしょうか?」です。
だから、上方の植木屋さんは、サボっているわけではなく、早仕舞いしようとしているところに、旦那様から声を掛けられたのだ。
江戸の『青菜』に比べると、マッタリ展開します。そして、鯉のあらいの下に敷かれた氷を植木屋さんは食べません、上方では。
あゝ、小文枝師匠、五代目・文枝師匠は、こいう風に演ってた!演ってた!と、懐かしい『青菜』でした。
3.胴乱の幸助/銀瓶
マクラで、最近気になる客が居ると言う銀瓶くん。その客は、落語の所作を前の演者と一緒に合わせて演じるのだ。
これは、銀瓶くん曰く、独り言でブツブツと呟き突っ込みを入れる婆さんよりも、たちが悪いと言うのだ。
音は一切出さないが、『お七度狐』の幽霊が立ち上がる仕草くらいマニアックなものまで、細かく真似るらしい。
そんな調子であまりに気になるから、楽屋に居たざこば師匠に、実はかくかくしかじかでと、その客の話をすると、
ざこば師匠が、「知ってるがな、知らいでかぁー、有名な客やんケ。そのお客は、下手な若手より所作は出来るデ。プロ並。高座から見てて、惚れ惚れする時あるもん」と答えたそうです。
いいですね、流石、大阪には変わったお客がぎょうさん居ます。そんなマクラから十八番の『胴乱の幸助』を披露した銀瓶くん。
また、一段と浄瑠璃の節廻しが上手く成ってました。このくらい浄瑠璃が上手いと『寝床』がやりにくいなぁーと、思いました。
4.住吉駕籠/文華
笑った!笑わされた。東京の『蜘蛛駕籠』と、殆ど同じやのに、ここまで笑わされたのは、初めてでした。繰り返し壊れたテープレコーダーの様に同じ話を喋るオジサンが最高でした。
うどん屋の喬太郎のミー坊の繰り返しオジサンと同じくらい好きなキャラクターです。
良かった!繁昌亭、上方落語。やっぱり、大阪の方が笑に貪欲で、これでもか⁈と、笑わせようとするパワーが凄い。
また、行きたいと思う繁昌亭。また、青春18きっぷの時期に行きたい。そうそう、銀瓶くんにちゃんとしたサインを貰いました。
夜は、独演会やふたり会/三人会などグループ会を開催する貸しホール的な会になります。
これは、池袋演芸場の下席のやり方と一緒ですね。昼は定番同様の寄席興行で、夜は抽選の貸しホールの興行となります。
あと、東京は二人会ですが、上方は「ふたり会」と言いますネ。さて、そんな夜席、文華・銀瓶のふたり会、こんな演目でした。
・犬の目 … 桂華紋
・青菜 … 桂文華
・胴乱の幸助 … 笑福亭銀瓶
お仲入り
・桂三枝作「宿題」 … 笑福亭銀瓶
・住吉駕籠 … 桂文華
1.犬の目/華紋
この日の開口一番は、文華さんの弟子・華紋くんと言う、見習い修行を終えて、まだ三ヶ月という若手でした。
東京で言うと前座ですね。しかし、上手い‼です。落研出身ですが、変な癖はなく、大胆で一生懸命で、基本がデキた噺をします。
吉坊とか、吉弥が見習いを終えたばかりの頃を知らないのですが、彼等と同じくらい出来る咄家に成る事を期待します。
2.青菜/文華
上方落語界の妖怪人間ベロ、桂文華師匠。初めてだと思います。私と同世代です。関西学院大学から小文枝師匠に入門しています。
マクラでは、最近のニュースを軽妙にイジって笑いに変えて、そこから『青菜』へ。
夏の定番、『青菜』。「植木屋さん、ご精が出ますなぁ⁈」とは始まりません。「植木屋さん、植木屋さん、もうお仕事はお済みでしょうか?」です。
だから、上方の植木屋さんは、サボっているわけではなく、早仕舞いしようとしているところに、旦那様から声を掛けられたのだ。
江戸の『青菜』に比べると、マッタリ展開します。そして、鯉のあらいの下に敷かれた氷を植木屋さんは食べません、上方では。
あゝ、小文枝師匠、五代目・文枝師匠は、こいう風に演ってた!演ってた!と、懐かしい『青菜』でした。
3.胴乱の幸助/銀瓶
マクラで、最近気になる客が居ると言う銀瓶くん。その客は、落語の所作を前の演者と一緒に合わせて演じるのだ。
これは、銀瓶くん曰く、独り言でブツブツと呟き突っ込みを入れる婆さんよりも、たちが悪いと言うのだ。
音は一切出さないが、『お七度狐』の幽霊が立ち上がる仕草くらいマニアックなものまで、細かく真似るらしい。
そんな調子であまりに気になるから、楽屋に居たざこば師匠に、実はかくかくしかじかでと、その客の話をすると、
ざこば師匠が、「知ってるがな、知らいでかぁー、有名な客やんケ。そのお客は、下手な若手より所作は出来るデ。プロ並。高座から見てて、惚れ惚れする時あるもん」と答えたそうです。
いいですね、流石、大阪には変わったお客がぎょうさん居ます。そんなマクラから十八番の『胴乱の幸助』を披露した銀瓶くん。
また、一段と浄瑠璃の節廻しが上手く成ってました。このくらい浄瑠璃が上手いと『寝床』がやりにくいなぁーと、思いました。
4.住吉駕籠/文華
笑った!笑わされた。東京の『蜘蛛駕籠』と、殆ど同じやのに、ここまで笑わされたのは、初めてでした。繰り返し壊れたテープレコーダーの様に同じ話を喋るオジサンが最高でした。
うどん屋の喬太郎のミー坊の繰り返しオジサンと同じくらい好きなキャラクターです。
良かった!繁昌亭、上方落語。やっぱり、大阪の方が笑に貪欲で、これでもか⁈と、笑わせようとするパワーが凄い。
また、行きたいと思う繁昌亭。また、青春18きっぷの時期に行きたい。そうそう、銀瓶くんにちゃんとしたサインを貰いました。