三年目に突入した新高円寺のギャラリー工での落語会。
天候はくもり、天気予報は夕方から大雨でしたが、
熱心なこはるファンで、超満員でした。
そして、今回は1人で四席短い噺をやりました。
天候はくもり、天気予報は夕方から大雨でしたが、
熱心なこはるファンで、超満員でした。
そして、今回は1人で四席短い噺をやりました。
・強情灸
・転宅
お仲入り
・子ほめ
・短命
1.強情灸
落語よりもマクラで笑いました。この『強情灸』に入る前に、近況報告をしました。
5月は本当に忙しかったようで、映画や芝居など気分転換になる娯楽ができず、
イライラがつのる毎日だったそうで、唯一、移動の新幹線での読書だけが息抜き。
そんな新幹線で読んだ一冊に、平田おりざ氏の「演技と演出」という本がありました。
この本、演出家であり大学でワークショップデザインの講義を持っていて、
その道では定評のある平田おりざさんが、演技/演出を解説しているばかりでなく、
演劇集団、劇団の「こんなカルト劇団には注意しなさい!」という、
普通の劇団とカルト劇団の見分け方まで載っているんだそうです。
落語よりもマクラで笑いました。この『強情灸』に入る前に、近況報告をしました。
5月は本当に忙しかったようで、映画や芝居など気分転換になる娯楽ができず、
イライラがつのる毎日だったそうで、唯一、移動の新幹線での読書だけが息抜き。
そんな新幹線で読んだ一冊に、平田おりざ氏の「演技と演出」という本がありました。
この本、演出家であり大学でワークショップデザインの講義を持っていて、
その道では定評のある平田おりざさんが、演技/演出を解説しているばかりでなく、
演劇集団、劇団の「こんなカルト劇団には注意しなさい!」という、
普通の劇団とカルト劇団の見分け方まで載っているんだそうです。
そのカルトの見分け方が、なかなか笑えるのです。
まず、カルトな劇団にみる危険な“ワークショップ”に関する記述。
「勧誘がしつこくないか?劇団の規範となっているものが絶対的リーダーの、
感性だけに強く委ねられていないか?」
「また、その絶対的リーダーの規範に反するもの、
リーダー自身の主観的好みに合わないものは、
有無を言わさず、全否定されていないか?」
まず、カルトな劇団にみる危険な“ワークショップ”に関する記述。
「勧誘がしつこくないか?劇団の規範となっているものが絶対的リーダーの、
感性だけに強く委ねられていないか?」
「また、その絶対的リーダーの規範に反するもの、
リーダー自身の主観的好みに合わないものは、
有無を言わさず、全否定されていないか?」
人間の内面構造は、曖昧で全てをつまびらかにできないのに、
「人物の内面を十分捉えられていない!!
セリフの言い回しが表面的で人物と合っていない!!」
など、抽象的なダメ出しばかりで叱り付けられ、
何度も何度も、同じ人物の同じセリフの繰り返しを強要され、突然!!
「それだ!できるじゃないか、いい、今のを忘れるな!!」と、
最後に褒められると、人間はなんとなくできた気分になってしまう。
どんな方法論/仕組みにも、弱点や欠点、限界があるものだから、
その使い方、応用について詳しく具体的に解説すべきなのだが、
カルトな劇団では、以下のような特徴があります。
「組織が完全なピラミッド形で、無用な序列・競争がないか?」
組織内に序列を設けて、むやみに競わせるやり方です。
更に、序列の決定権をリーダーに集中させて、
メンバーの上昇志向を利用して洗脳します。
「授業料がむやみに高額でないか?」
高い授業料を取り、不明瞭なチケット制が導入されているケースがあります。
また、すぐにマスコミに出してやる!などの誘い文句も危険です。
まるで立川流を批判しているかのような平田氏の解説に、
思わず頷きっぱなしだったそうです、こはる。
そんなマクラから、立川キウイが改作『たがや』のDVD収録をしたけど、
いつもやっている殿様=吉川潮先生VSたがや=快楽亭ブラックの設定はそのままだが、
ひよってしまったキウイは、吉川先生をいつも演じているように吉良上野介?みたいには演じず、
普通に良い人として演じるキウイに、仲間からはヤジが飛んだそうです。
そんな長めのマクラから、『強情灸』へ。
女の子がやるには、厳しいネタですね『強情灸』
可愛い江戸っ子なんですけどねぇー
2.転宅
マクラで、近所のドンキホーテで「ウーパールーパー」が売られている話をしました。
生物を大学で専攻していたこはるは、興味津々でドンキへ行くと観察して癒されるそうです。
でも、買おうとは思わないと言いながら、『転宅』へ。
この噺をこはるで聴くの二回目ですね、横浜にぎわい座で根多卸ししたのを聴いております。
まだ、元義太夫の師匠に色気が感じられません!!
素人さんですが、ミルさんのお仲間に、この『転宅』を得意にした女性が居ました。
若い女性が演じるのは、厳しい根多ですね、この噺も。
マクラで、近所のドンキホーテで「ウーパールーパー」が売られている話をしました。
生物を大学で専攻していたこはるは、興味津々でドンキへ行くと観察して癒されるそうです。
でも、買おうとは思わないと言いながら、『転宅』へ。
この噺をこはるで聴くの二回目ですね、横浜にぎわい座で根多卸ししたのを聴いております。
まだ、元義太夫の師匠に色気が感じられません!!
素人さんですが、ミルさんのお仲間に、この『転宅』を得意にした女性が居ました。
若い女性が演じるのは、厳しい根多ですね、この噺も。
3.子ほめ
仲入りで、廊下で袴を脱いで着替えていたら、郵便配達の人が廊下に入って来て、
おもいっきりビックリした顔で、こはるを見つめていたそうですw
浅草の仕事で私服が洗濯中で1枚も無く、仕方ない着物で… と、着物のまんま出かけた、こはる。
楽屋に入ると、先輩の談奈くんが居て、なんと!スーツ姿だったそうです。
「兄さん、すいません。私私服が洗濯中でして、着物で失礼します」と恐縮していると、
「かまわないよ、俺も普段着が洗濯中だからスーツなんだ」と言われたそうです。
そして、「聴きたくない噺かもしれませんが、やらないと忘れるので…」と、『子ほめ』へ。
前座時代と変わらない『子ほめ』でした、捻りが欲しかったです。
4.短命
三遊亭白鳥師匠の横浜にぎわい座の会に呼ばれて、8月にゲスト出演する話へ。
ようやくウーマンず落語の白鳥に呼ばれたと嬉しそうでした。
更に、生前談志が洒落で咄家仲間がどんな死に方をするか?
大喜利風に、面白おかしく話した番組のテープを久しぶりに聴いたという話へ。
洒落で死に様を語る談志自身が亡く、ネタにされている柳朝、志ん朝、円楽も居ない。
なんか淋しい気持ちになったそうです。ちなみに、談志師匠は自身の死因を他殺と言っています。
最後に、OGとして落研の部室に行って、現役の子と話をすると、こはるですら、
ジェネレーションギャップがあるそうです。10歳違えば感覚が違うよなぁー
20の子が目を輝かせて、筒井康隆を初めて読みました!とか言うそうです。
まだ、現役、存命なのに、20の子にとっては、太宰なんかと同じ感覚なんですね。
そんな話から、立川流には欠かせない『短命』がネタ卸しでした。
八五郎のボケぶりが最高でした、談志と談春のお決まりのギャグもやりました。
この日1番が、この『短命』でした。 良かった!!