珍太さんからの紹介もありまして、4年くらい前から通っています。
日立寄席の方がなかなか行けないので、この会は可能な限り参加です。
今回は、全三席がネタ出しされていて、春の長講『百年目』を楽しみに、
きょんスズの興奮も冷めぬまんま、国立演芸場に向かいました。
日立寄席の方がなかなか行けないので、この会は可能な限り参加です。
今回は、全三席がネタ出しされていて、春の長講『百年目』を楽しみに、
きょんスズの興奮も冷めぬまんま、国立演芸場に向かいました。
そして開演15分くらい前に入場、演目は、こんな感じでした。
・道具屋 … 立川笑二
・権助医者 … 立川志遊
・開帳の雪隠 … むかし家今松
・締め込み … むかし家今松
お仲入り
・漫談 … あした順子
・百年目 … むかし家今松
1.道具屋/立川笑二
前座にしては、本当に上手いのですが、立川流にありがちなタイプです。
このパターンは、後で苦労するだろうなぁーと思います。
前座の時は、受けなんて狙わずに、とにかく元気が一番ですね。
基本に忠実というか、師匠にだけ喜ばれる芸で良いかと思います。
逆に、師匠すら喜ばせられないのはねぇ。
前座にしては、本当に上手いのですが、立川流にありがちなタイプです。
このパターンは、後で苦労するだろうなぁーと思います。
前座の時は、受けなんて狙わずに、とにかく元気が一番ですね。
基本に忠実というか、師匠にだけ喜ばれる芸で良いかと思います。
逆に、師匠すら喜ばせられないのはねぇ。
2.権助医者/立川志遊
初めて聴きました。芥川龍之介の短編小説「仙人」に似ています。
おそらく、これをベースに志遊さんが落語にしたのでは?
不思議な権助です。単に真面目で田舎者だけでなく、
仙人になりたい!という、強い意志を持った権助です。
初めて聴きました。芥川龍之介の短編小説「仙人」に似ています。
おそらく、これをベースに志遊さんが落語にしたのでは?
不思議な権助です。単に真面目で田舎者だけでなく、
仙人になりたい!という、強い意志を持った権助です。
3.開帳の雪隠:締め込み/むかし家今松
北朝鮮のミサイルの話から入る今松師匠でした。
そこから、徐々に昔の寺社のご開帳についてのマクラとなり、
この噺用の開帳にかんする小咄を振る今松師匠。
気のせいか?ちょっと硬い感じでした。緊張しているとかではなく、
調子が出ない感じの硬さです、微妙に客席の空気と合わないのか?
この前のスズナリでの喬太郎が、小さい小屋に喬太郎信者を集めた、
なんとも言えない熱気で、客をグイグイ引っ張る芸との差でしょうねぇ。
そんな、少し硬かった『開帳の雪隠』が終わると、次の『締め込み』
こちらは、硬いくらいのゆっくりで、お前は慣れないから空き巣でも、
と、親分に進められた泥棒が、忍び足で仕事をするスタートにピッタリでした。
ここから、徐々にテンポが出て、留守していた夫婦が帰宅して、
泥棒が拵えた風呂敷包が原因で、大喧嘩になる場面までの、
盛り上がりと、加えて今松師らしい丁寧で細かい描写が絶品でした。
4.漫談/あした順子
恩年81歳だそうです。元気です順子先生。
内海桂子の91歳には負けるけど、元気です。
この日も寄席と変わらぬ元気なステージで、
十分で良い喰い付きでした。
恩年81歳だそうです。元気です順子先生。
内海桂子の91歳には負けるけど、元気です。
この日も寄席と変わらぬ元気なステージで、
十分で良い喰い付きでした。
5.百年目/むかし家今松
期待が大きすぎたのかな?ちょっと平凡に感じる『百年目』でした。
基本的な部分は押さえられていて、番頭さんの苦悩と、
主人の優しさが滲むいい一席だったけど、なぜか物足りなさを感じたのです。