今回から場所が落語協会に変わった。上野の落語協会の場所が分からない!
延々探して探して30分掛かって発見。
おかげで、前座の“なな子”チャンの噺を聞き逃す。
この子は、愛敬があり可愛くて、素直そうで優しい。美人ではないが笑顔が素敵だ!
正蔵の弟子なので、落語は“それなり”だと思うけど、辞めないで!

『双蝶々』小雀長吉~上・中~を、鈴々舎馬るこくんがやりました。
湯島大根畑から定吉殺しまでやりましたが、登場人物が沢山出る噺なのですが…
演じきれてないというのか、キャラクター形成が固まっていない。
また、馬るこくんの落語のリズム/ピッチ、間と、この噺を演じた過去の大御所のそれが合っていない。
初演だからという事もあるけど…年齢的にも、まだ早いようにも思います。
今日、この後、「初演の会」で後半の雪の子別れをやるらしいけど、聴けなくて残念とは思わなかった。

仲入りの後、馬桜師匠の登場。5話目は「孝助伝 その3」をたっぷり1時間。
最初の15分は、これまでのあらすじ、今回は、お国が百両の紛失を孝助に濡れ衣を着せようとします。
しかし孝助、どんなに盗んだ証拠(お国のでっち上げ)を見せられても、身に覚えが無い、潔白だと言ってきかない。
殿様/飯島平左衛門に手打ちにするぞ!と言われても、罪を認めようとしない。
両者引くに引けない事態になり、お国が図った通りに進むかに見えたが、
そうは問屋が卸さない!なんと、平左衛門が自分の勘違いだった、百両はココに在った!と、言って、孝助の罪は全く無いことになる。

ガッカリするお国。

いよいよ平左衛門を、釣りに託付けて殺す計画を早く実行せねば。
そして、待ちに待った釣りの前夜。お国は、隣りの旗本の次男坊・源次郎を泊まらせて、自分は中二階で寝る。
必ず、源次郎がお国の所へ夜這って行くに違いない。そう睨んだ孝助が槍を構えて庭で待ち伏せている。

すると、そこへ。寝間着姿の男が廊下を歩いて来る。『源次郎だ!』そう思う孝助であった。
そして、梯子を上がる男の影へ、槍をブスり!手応えは確かにあった孝助だったが、
この槍で刺された相手は?!

ここで、今回は終わりました。