
落語協会の2003年入門の10人が集まるグループ“The TENの会”というのがあります。
古今亭文菊をリーダーに、番頭役の三遊亭時松、鈴々舎馬るこ、柳家花ん謝、
柳家さん若、古今亭駒次、古今亭志ん八、柳家ろべえ、桂三木男、そして紅一点・柳亭こみち。
文菊くんが真打昇進したのを祝う会を、このThe TENのメンバーで開催されました。
番組はこんな感じで、なんと仲入りの休憩1時間を入れて6時間のロングラン!!
古今亭文菊をリーダーに、番頭役の三遊亭時松、鈴々舎馬るこ、柳家花ん謝、
柳家さん若、古今亭駒次、古今亭志ん八、柳家ろべえ、桂三木男、そして紅一点・柳亭こみち。
文菊くんが真打昇進したのを祝う会を、このThe TENのメンバーで開催されました。
番組はこんな感じで、なんと仲入りの休憩1時間を入れて6時間のロングラン!!
1.オープニングと前座・半輔さんの落語
半輔さんの落語と、オープニングのスライドショーは見られませんでした。
半輔さんの落語と、オープニングのスライドショーは見られませんでした。
馬るこくんがギター片手に弾き語りを披露したいらしいです。
「母に捧げるバラード」の替歌で、文菊師匠を歌ったらしい。
2.民謡大家/こみち
こみちさんが、自慢の喉を存分に披露する一席。
市馬師匠とまではいきませんが、なかなか民謡を本意気で披露しました。
ただ、後半バテたのと、少し音程がズレていたのはご愛嬌ですね。
まずまず、民謡をビシッと決めたのでカッコよかったです。
こみちさんもネタの幅が広くて、もうすぐ真打でしょうか?
こみちさんが、自慢の喉を存分に披露する一席。
市馬師匠とまではいきませんが、なかなか民謡を本意気で披露しました。
ただ、後半バテたのと、少し音程がズレていたのはご愛嬌ですね。
まずまず、民謡をビシッと決めたのでカッコよかったです。
こみちさんもネタの幅が広くて、もうすぐ真打でしょうか?
3.真田小僧/花ん謝
この花ん謝を聴くの今年は二回目です。前回は朝日いつかは名人会。
あの時よりは、かなりノビノビとやって、ネタも慣れている『真田小僧』
ただ、もう少し自分らしさを入れていいと思いますね。
そうそう、出囃子が「貴方のくれた帯止めのダルマの模様がちょいと気にかかる」
トンコ節ですね、朝日いつかは名人会では気付かなかったけど。
4.猫の皿/さん若
さん若さんも今年二回目、ノラやさんで喬太郎の会の助っ人で聴いて以来です。
場面・場面の演技が師匠のさん喬さんにソックリで、師匠をリスペクトしているのが伝わります。
王楽くんも『猫の皿』でやるのですが、茶店の爺さんを不思議キャラっぽく演じます。
最初だけじゃなく、不思議キャラで押すのはどうかな?と思いますね。
掴み程度にしたら?と、少し思いました。
さん若さんも今年二回目、ノラやさんで喬太郎の会の助っ人で聴いて以来です。
場面・場面の演技が師匠のさん喬さんにソックリで、師匠をリスペクトしているのが伝わります。
王楽くんも『猫の皿』でやるのですが、茶店の爺さんを不思議キャラっぽく演じます。
最初だけじゃなく、不思議キャラで押すのはどうかな?と思いますね。
掴み程度にしたら?と、少し思いました。
5.ぐつぐつ/ろべえ
タウンホールの職員が作った“お品書き”に載ってませんでした。
タウンホールの職員が作った“お品書き”に載ってませんでした。
北沢落語会のスタッフさん!失礼ですよ、ちゃんと確認しましょう。
新作を彼で聴いたのは初めてでしたが、悪くないですね。
小ゑん師匠とも、勿論、円丈師匠とも違うろべえ色の『ぐつぐつ』でした。
最後に残された、イカの抜けたイカ天に、哀愁がありました。
新作やるときだけ、ろべゑにするとかしては?と思います。
新作を彼で聴いたのは初めてでしたが、悪くないですね。
小ゑん師匠とも、勿論、円丈師匠とも違うろべえ色の『ぐつぐつ』でした。
最後に残された、イカの抜けたイカ天に、哀愁がありました。
新作やるときだけ、ろべゑにするとかしては?と思います。
6.コント「へび女」
懐かしい“ゆーとぴあ”のコントをパクッたゴムパッチンのコントでした。
志ん八くんが、馬るこにゴムをくわえさせられて、パッチンされていましたが、
ゆーとぴあが使っていたような破壊力のあるゴムではなかったです。
懐かしい“ゆーとぴあ”のコントをパクッたゴムパッチンのコントでした。
志ん八くんが、馬るこにゴムをくわえさせられて、パッチンされていましたが、
ゆーとぴあが使っていたような破壊力のあるゴムではなかったです。
7.試し酒/時松
最近、聴いてなかった噺です『試し酒』
確か、二つ目時代の最後に、三之助くんの『試し酒』が最後でした。
一升杯の説明や、徐々に酔いが回っていく様など丁寧で良かったですね。
ただ、愛嬌が三之助みたいにないのが少し残念ですね。
最近、聴いてなかった噺です『試し酒』
確か、二つ目時代の最後に、三之助くんの『試し酒』が最後でした。
一升杯の説明や、徐々に酔いが回っていく様など丁寧で良かったですね。
ただ、愛嬌が三之助みたいにないのが少し残念ですね。
これを書いて1週間更新できてませんでした。
忙しかった、忘年会も在ったし…
遅ればせながら一気に全部更新します。
8.だくだく/桂三木男
三代目三木助師匠の娘孫です。名門のボンです。
人はいいのですが、芸はそんなによくありません。
若旦那タイプなので、若旦那ができるのか?と、思うのですが、
正蔵、花緑同様に、若旦那もあんまりらしくない。
談志師匠が可愛がっていたので、立川流の連中にも可愛がられている。
そして、柳家からも、あと、たい平くんなんかも可愛がられております。
ですが、個性がありません。普通です。中の下みたいな咄家だよなぁー
さて、そんな三木男の『だくだく』
なぜか、金原亭の白酒くんの型で覚えてました。
くすぐりも80%は、まんま演じて20%くらいオリジナルを入れてました。
で、この白酒バージョンでの、絵に描いた色紙が、
立川談志の“人生なりゆき”が、正蔵のにランクダウンするくだり、
ここは、まんま演じるよりね、三代目三木助のが四代目になるとか?!
そいうオリジナルのくすぐりで良かったように思いました。
9.鉄道戦国絵巻/古今亭駒次
この噺が一番面白くて笑いました。駒次さんの傑作です。
東急東横線が、JRに寝返って、それを他の東急七人集が迎え撃つ噺です。
田園都市線、池上線、目黒線、多摩川線、世田谷線、大井町線、
そして、忘れてはならない、こどもの国線を加えた七人集です。
私は、駒次さんの古今亭テーストの新作落語大好きです。
彼は、志ん駒師匠譲りの古典口調で上手くやりますよねぇー。
この噺が一番面白くて笑いました。駒次さんの傑作です。
東急東横線が、JRに寝返って、それを他の東急七人集が迎え撃つ噺です。
田園都市線、池上線、目黒線、多摩川線、世田谷線、大井町線、
そして、忘れてはならない、こどもの国線を加えた七人集です。
私は、駒次さんの古今亭テーストの新作落語大好きです。
彼は、志ん駒師匠譲りの古典口調で上手くやりますよねぇー。
10.ニコチン/古今亭志ん八
亡くなったコメディアン・玉川良一さんに風貌が似ています。
自作の新作を最近はよくやるそうです。私は、駒次くんの方が好き。
亡くなったコメディアン・玉川良一さんに風貌が似ています。
自作の新作を最近はよくやるそうです。私は、駒次くんの方が好き。
11.あくび指南みたいなコント/花ん謝・ろべえ・さん若
このコントは意外と面白かったです。それぞれの役の個性が落語的でした。
12.新宮戸川/鈴々舎馬るこ
普通に『宮戸川』じゃだめなのか?95%までは『宮戸川』なのです。
オチだけ、五臓の疲れの夢にはせず、半七の将棋好きの悪い癖が出て、
賭け将棋に手を染めて、借金をこさえてお花を借金のカタに取られそうになる。
そんな五臓の疲れの夢が出ない噺で演じます。
この噺や、『鼠穴』は、五臓の疲れの夢でいいと思うけどなぁー
表現もまずくないし、それなりに上手くて自分の世界を持っているので、
やりたくなるのでしょうか?私は、惜しい気がします。
13.口上
正直、9人の内容は1週間で忘れてしまったので、覚えている範囲で。
三木男の司会は、本人が謙遜するほど悪くなかったです。
正直、9人の内容は1週間で忘れてしまったので、覚えている範囲で。
三木男の司会は、本人が謙遜するほど悪くなかったです。
さん若:The TENメンバーで最長老?みたいに紹介されました
ろべえ:菊六時代から、あんな風な芸は真似できんと思ったそうです
志ん八:披露目の池袋、ガールズBarだけでなく風俗へも行った話
駒次 :本人が北陸へ三泊四日で鉄道乗り捲りの旅から昨日帰って来た報告
花ん謝:?覚えてない?
こみち:結婚が決まった後「お前は、てっきり俺に惚れていると思った」と、文菊師匠に言われた話
馬るこ:平素から古典口調の文菊さん、どんだけ落語が好きなの?エピソード
時松 :The TENの番頭役としての苦労話
で、最後に普通は喋らない真打;文菊が、ご挨拶を申し述べて、
馬るこ&時松の音頭で、三本〆で、口上は終わりました
14.お踊り
こみちチャン以外のは、本当に座興でしたが、こみちチャンは上手い。
流石、ナトリの珍味です。一之輔の披露目の時から関心していました。
こみちチャン以外のは、本当に座興でしたが、こみちチャンは上手い。
流石、ナトリの珍味です。一之輔の披露目の時から関心していました。
15.夢金/古今亭文菊
志ん朝のを100として、65点くらいはやれる『夢金』でした。
大川に出る前までは、かなり良いんです。問題は屋根船の場面。
まず、とにかく寒いのです、そこは。強欲な船頭の熊公は、
その寒さで、徐々に、徐々に、船を出した事を後悔します。
そして、酒手をなかなか出さない侍に怒ります。
更に、この二人連れに関して、想像し始めるのです。
ここのリアリティー
だから『夢金』のサゲへ向かう痛快さと、オチの滑稽さを倍増するのです。
最後に、この会は、2,500円の木戸銭なんですよ、安い!!