◇web配信
愛山先生が、少しよそ行きに伯山先生と対談なさっています。浅草の木馬亭?な感じの客席。
伯山継いだんだから、次郎長やれ!天一坊をやれ!神田なんだからは、本当にその通りだと思います。特に、二代目山陽門下なら、天一坊は欠かせない。
私も、このブログで感想文をやりました。その『天保水滸伝』から「笹川の花会」についても、語っていますね。
愛山先生の花会の素晴らしい部分が、具体的に語られない代わりに、演者が短く感じる時は、客は長く感じると言う愛山先生。
私、個人は、実際は長いのに、短く感じる時に、素晴らしい高座と出会っているように感じます。
ただ、ブログでも書いたけど、『天保水滸伝』は、単発、抜き読みで読める様に、神田の皆さんの講釈はなっているけど、本来は、続きモノとして、私は聴きたい。
あと、愛山先生の言葉で良いのは、意識せずに、修羅場(ひらば)も、啖呵も、道中付けも、ト書きも語れるのが、やっぱり一人前だと言う所。
また、兄弟子の松鯉先生の人間国宝になった事へのジェラシー半分のコメントも、愛山先生らしくて宜しいですよね。
あと、初めて愛山先生を見るなら、夏と冬、お化けと義士の季節にやっておられる喬太郎師匠との二人会が、私はお薦めです。
永谷の両国亭でやられています。七月、やるのか?!ですが、愛山先生のスケジュールをwebで確認して下さい。
この会は、対談で名前が出た神田春陽先生も、必ず、登場されますから、実にお得な会でーす。
そうそう、張り扇をあまり叩かない講釈師と言えば、六代目神田伯龍先生。
釈台を前に高座へ上がって、挨拶替わりに一発叩いてお仕舞い!!の高座を何度も見ました。
現・伯山先生とは真逆ですよねぇ〜。アッ!講釈師なのに、ト書きより、会話の極意を語り合うのは、この二人らしい対談です。