前回、最終回も超満員でしたが、今回、最後の最後の無限落語最終回も超満員
とりあえず、17時半会場だけど、14時に並んでみたら、整理券10番をゲット。
喬太郎効果で、出足が凄く早い無限落語ファイナルでした。
 

※ 喬太郎の『いし』以外は、タイトル不明です。
 


1.父亀/ふう丈
圓丈一門の前座です。噺がちゃんと作れて、それなりに演じられます。
現時点で、たん丈は軽く抜いて、玉々丈、天どんといい勝負します。
ぬう生も、あんのんとしていると、このふう丈に抜かれそうです。
この一門なのに、普通なのがいいですね。
さて、今回の噺は、お父さんが突然、亀になってしまう噺。
掴みはOKなんだけど、噺がそんなに広がりません。
前座だから許すけど、これをぬう生の位置でやったらブーイングだ。
 

 

 


2.オープニングトーク
まず、これで無限落語は終わるが来年からも新作落語の会は続くと、
小ゑん師匠のトークから始まり、2月11日の建国記念の祝日からスタート。
しかも、昼・夜二回公演で、昼は「実験落語再び」という事で、
圓丈/小ゑん/左談次/清麿/しん平が出演、
一方、夜は「圓丈チルドレン大集結!」と銘打って、
圓丈/小ゑん/白鳥/喬太郎/彦いちというメンバーです。
早速、今日通しで予約メールを入れました。
 

 

 

 

3.ホストVSオバタリアン/ぬう生
ぬう生のライフワーク“ホスト新作落語”で、
今回ははとバスツアーのオバサンがホストクラブへ。
パンチがいまいち利いていなくて、こじんまりした噺です。
ぬう生作品は、全部そんな感じがします。良くも悪くも平凡。

 

 

 

4.いし/喬太郎
不条理な世界を描く、シュールな作品です。
ちょっと代わりだねなのが、落語会全体を〆る根多です。
こんな作品も、たまにはいいですね、喬太郎。
 

 

 


5.ぐつぐつの寿司バージョン/小ゑん
マクラで、いまだに訳が分からない事があります。と、言って、
昔、目蒲線で、小ゑん師匠の対面に乗った35歳くらいの女性客の話を始めた。
その女性、ハイヒールを脱いだかと思うと、手提げ袋の中から白い足袋を出して、
電車の中で周囲の目を気にすることもなく、その足袋を履き始めたそうです。
そして、目黒に電車が着くと、何事もなく足袋のまんま降りたらしい。
気持ち悪いですよね、その足袋女!! ハイヒールに足袋かよ。
小ゑん師匠は、目黒で中居の仕事をしている人で、仕事ギリギリだから、
電車で足袋を履いてから、仕事場へ行っているのでは?と推理したそうですが、
足袋ごときを履く時間で、仕事に影響が出るはずもなく…
足袋で、ハイヒール履くぐらいなら、ブーツを履いて来い!ですよ。

さて、全く関係ないけど、電車繋がりの話をひとつ。
実は、前日の鹿芝居を観に行くのに中央線を利用しました。
土曜日で、神田~中野まで20分くらいの移動だったのですが、
結構、車内は空いていて、私の近くに親子の3人連れが乗っていました。

両親が35歳前後くらいで、娘が4~5歳って感じで、何か母親がクイズを出して、
それを娘がしきりに答えている感じなのです。しかも、三択のクイズでした。
別に聞こうと思った訳じゃなく、座っていたのですが、車内が空いてて静かだったので、
聞こえてくるんですよ、その親子のやり取りする声が。

「じゃぁ、Aちゃん問題をだすワよ、D51の蒸気機関の軸配置設計は次のどれを参考にしたでしょうか?
1番 オルコット 2番 サクラ 3番 ミカド」

「3番のミカド」「ハイ、正解」

「二問目、いいAちゃん そのD51の軸配置は、次のうちどれに相当するでしょう
1番 2-8-2、 2番 3-9-1 3番 4-4-4」

「1番の2-8-2」「ハイ、正解」

「では、その2-8-2軸配置の機関車は、通称なんと呼ばれているか?
1番 マット式機関車 2番 テンダー式機関車 うぅーん 3番 ラブミー式機関車」
 

「2番のテンダー式機関車」「ハイ、正解」

と、ここで、父親が始めて喋って、「ママ!!、ダメだぁ!そんな選択肢。
テンダーに続けて、選択肢が思い浮かばなかったからって、ラブミーはいただけないぞ、ママ。
機関車の略称から選択肢は出さないと、Aちゃんの練習にならないじゃないかぁー」
「すいません、パパ」と、嫁は謝って、またクイズを続行し始めるのだった。

こいつは何なんでしょうか?単なる鉄道オタク夫婦?
それとも、クイズマニアが「蒸気機関車」をテーマに、娘を鍛えていたのか? 
そうじゃないなぁ、Aちゃんこないだ乗ったでしょう、蒸気機関車と言ってたから、
単なるクイズマニアではありませんね。これも、さっきの足袋くらい謎でした。

さて、話を小ゑん師匠に戻します。足袋の後、差し入れの話をマクラでしました。

「私も、長年、色んな差し入れを貰ったけど、昨日本牧五人会で…」
おぉー 俺の差し入れた「アルミットのヤニ入り糸半田」の話をしている!!
NASAでも使っている半田です。超高級品です。ただし、半田ですけどね。
それでも、20m巻で1万円くらいするやつです(使いかけですけど)
大変気に入ってもらえたみたいで、差し上げた私としても甲斐がありました。
次は、半田ゴテを差し入れしよう。ハッコーの珍しいCカットヘッドの半田ゴテを。

さて、本編の話は、寿司を百面相で注文するという小ゑんさんらしい根多。
爆笑のうちに、仲入りとなりました。
 

 

 

 

6.ギタ浜/モロ師岡
『芝濱』のミュージシャン編です。良かったです。笑いました。
このモロさんのがトリでも良かったと思います。
70年代フォークソングが青春時代だった人には受ける作品でしょう。
フォークソングなんてほとんど聞いていない俺が笑えて感動できましたから。
そうそう、モロさんしんみりする場面で泣いてました。
「お前は、五代目圓楽か?!」みたいな、ギタ浜でした。
 

 

 


7.弟子サイボーグ/圓丈
今回もひどいデキでした。釈台を使ってカンペを読むパターンです。
彦いち曰く「圓丈師匠は、三割打者だから」
もう、三割も怪しい。1割ギリギリって感じがします。