さて、本題はここからです。こんな古典を昇太がやりました。
1.オープニングトーク
昇太が、いつものように独りで登場して注意事項、まぁ、携帯の電源切りやがれ!!を訴えます。
この日は、昼夜公演だったのですが、昼2回鳴らした婆ぁが居たそうです。
「殺意を覚えた」と、笑点では、絶対にみせない顔をしました。
そして、開口一番、昇太が着物に着替える繋ぎには、
SWAでも仲がいい、世田谷仲間の彦いちですと紹介しました。
2.天狗裁き/彦いち
寄席でもやりますね、彦いちこの『天狗裁き』を。
まず、マクラで、最近のスマホの流行についての思いを語る彦いち。
何でも驚くのは、スマホを使って恒例のご婦人が、寄席で高座を録画しているらしい。
なぜ、それを彦いちが知ったか?それは、末広亭の桟敷席で、
たぶん、音声ガイドの設定の切り方や、ボリュームの調整の方法を知らないのでしょうねぇ、
思い切り大音量で、スマホが「それでは、録画を開始します」と言ったそうです。
なんか、末広の客らしくて、間抜けな加減が笑えました。
そんな話から、本題の『天狗裁き』へ。
なかなか、彦いちらしい武闘派な『天狗裁き』ですよね。
喧嘩だとか、奉行の攻め、そして天狗が爪で八五郎の頚動脈を掴む場面。
どれも迫力満点で、バイオレンスな臭いのする『天狗裁き』です。
テンポも良くて、私は大好きです。
3.禁酒番屋/昇太
マクラで再春館製薬所の工場見学に行った話をしました。
なんでも、昇太の知り合いのタオル工場が、再春館製薬所にタオルを収めているそうで、
そのタオルで、再春館製薬製品は包まれて出荷されるんだそうです。
そんな繋がりで、再春館製薬所の社長と知り合いになり、
たまたま熊本で笑点の収録があったので、再春館製薬所の熊本工場を訪問したそうです。
サラリーマン経験の無い昇太は、社食での食事とかに憧れるそうです。
小高い丘にある工場で、社食のテラスで制服の女子社員と食べる昼食!!
至福の時間だったと言います。なんでも、再春館製薬は「美味しい社食百選」に載っているとか。
そして、この再春館製薬所:熊本工場訪問の話をブログに書いたら、
「だから、昇太さんの肌は綺麗なのね?ドモホルンリンクル効果???」
とか、妙な勘違いのコメントが多いと言っておりました。
そこから肌が綺麗なのは、日本酒一本で飲むからだと力説して、
学生時代の酒に纏わる話、最近の学生の飲み方は、昔と違う!!
なんて、酒繋がりのマクラから、『禁酒番屋』へ。
この噺は、結構、昇太にしては珍しいと思ったら、蔵出しの一席で10数年ぶりらしい。
まず、昇太は下ネタを含む落語をやらない。そして、武士が出る噺も少ない。
その二つが出る『禁酒番屋』をやりました。おもったより昇太らくごには成ってましたが、
やっぱり、数日前に聴いた小三治とは、比べちゃいかんけど、芸の本質が違いますね。
薮さんが言う、受ければいい落語ですなぁ。
でも、そいう昇太だから年に1度や2度は聴きたい私です。
4.時そば/昇太
去年、「忠臣蔵」の会で聴いた昇太の「時そば」です。
そうそう、この『禁酒番屋』と『時そば』の間で着物を公開で着替えました。
久しぶりに見た昇太の着替え、3分くらいで終わるのですが、
角帯を、ちゃんと後ろで結んでました?! マジックテープにしたか?
『時そば』、去年聴いた時、1・2・3・4・5・6・7・8 今何時だい
10・11・12・13・14・15・16の、肝の部分でしくじりました。
なんと!、15で逃げ帰ろうとして、あぁ、16と言い直したのです。
大きな失笑というか、変な笑いに会場/よみうりホールが包まれました。
流石に、この日はちゃんとできました。大うけ、大爆笑で仲入りでした。
5.井戸の茶碗/昇太
根多卸しでした、『禁酒番屋』も時々ありましたが、
この日の『井戸の茶碗』は、かなりカミカミでした。
初日1回、二日目2回、この日も昼に1回やっているから、
これが5回目なのに、これか?と正直思いました。
いろいろと、昇太らしい工夫や疑問を口にして面白かったのに…
たとえば、最初の50量は、千代田20両、高木20両、清兵衛10両と分けたのに、
高木は、前例にならってと言いながら、千代田150両、高木150両と分けてしまう。
前例にならうならば、千代田120両、高木120両、清兵衛60両だろう!!と言う昇太。
俺も前々からそう思ったし、その方が自然だ!
俺が、それよりなにより気にいらないのが、なぜ、細川の殿様が茶碗だけをと言うのか?
普通、いや、俺が細川の殿様なら、仏像も観るだろう、でそれが、
昔、聖徳太子が守谷の大臣仏法を争いし時、守谷の大臣が大阪の入江に捨てた仏像ですぞ!!
と、六代目圓生の口調で、目利きが言うんですよ、そしてそして、茶碗も・・・井戸の茶碗。
合わせて、千両くらい殿様から貰う噺になると、屑屋が簡単に持ち歩けない。
すると、噺の筋が大きく変わってしまう、だから、茶碗だけなのか???
あと、良助ですよ。働かないですよね。普通、150両を屑屋には渡しませんよ。
せめて、良助も同行するでしょう。それを独りで行かせる。
まぁ、そんな矛盾を時々語る昇太でしたが、本人が、最初清兵衛さんだった名前が、
源兵衛さんに変わって、仕方なくそれで通したのが、私は一番気になりました。
茶碗を皿と言うのは、多分、城マニアの性なんだろうなぁー
腹篭りも、はらみって言ったりするのもそうだろうと思います。
P.S. ついに700席を越えました。
1.オープニングトーク
昇太が、いつものように独りで登場して注意事項、まぁ、携帯の電源切りやがれ!!を訴えます。
この日は、昼夜公演だったのですが、昼2回鳴らした婆ぁが居たそうです。
「殺意を覚えた」と、笑点では、絶対にみせない顔をしました。
そして、開口一番、昇太が着物に着替える繋ぎには、
SWAでも仲がいい、世田谷仲間の彦いちですと紹介しました。
2.天狗裁き/彦いち
寄席でもやりますね、彦いちこの『天狗裁き』を。
まず、マクラで、最近のスマホの流行についての思いを語る彦いち。
何でも驚くのは、スマホを使って恒例のご婦人が、寄席で高座を録画しているらしい。
なぜ、それを彦いちが知ったか?それは、末広亭の桟敷席で、
たぶん、音声ガイドの設定の切り方や、ボリュームの調整の方法を知らないのでしょうねぇ、
思い切り大音量で、スマホが「それでは、録画を開始します」と言ったそうです。
なんか、末広の客らしくて、間抜けな加減が笑えました。
そんな話から、本題の『天狗裁き』へ。
なかなか、彦いちらしい武闘派な『天狗裁き』ですよね。
喧嘩だとか、奉行の攻め、そして天狗が爪で八五郎の頚動脈を掴む場面。
どれも迫力満点で、バイオレンスな臭いのする『天狗裁き』です。
テンポも良くて、私は大好きです。
3.禁酒番屋/昇太
マクラで再春館製薬所の工場見学に行った話をしました。
なんでも、昇太の知り合いのタオル工場が、再春館製薬所にタオルを収めているそうで、
そのタオルで、再春館製薬製品は包まれて出荷されるんだそうです。
そんな繋がりで、再春館製薬所の社長と知り合いになり、
たまたま熊本で笑点の収録があったので、再春館製薬所の熊本工場を訪問したそうです。
サラリーマン経験の無い昇太は、社食での食事とかに憧れるそうです。
小高い丘にある工場で、社食のテラスで制服の女子社員と食べる昼食!!
至福の時間だったと言います。なんでも、再春館製薬は「美味しい社食百選」に載っているとか。
そして、この再春館製薬所:熊本工場訪問の話をブログに書いたら、
「だから、昇太さんの肌は綺麗なのね?ドモホルンリンクル効果???」
とか、妙な勘違いのコメントが多いと言っておりました。
そこから肌が綺麗なのは、日本酒一本で飲むからだと力説して、
学生時代の酒に纏わる話、最近の学生の飲み方は、昔と違う!!
なんて、酒繋がりのマクラから、『禁酒番屋』へ。
この噺は、結構、昇太にしては珍しいと思ったら、蔵出しの一席で10数年ぶりらしい。
まず、昇太は下ネタを含む落語をやらない。そして、武士が出る噺も少ない。
その二つが出る『禁酒番屋』をやりました。おもったより昇太らくごには成ってましたが、
やっぱり、数日前に聴いた小三治とは、比べちゃいかんけど、芸の本質が違いますね。
薮さんが言う、受ければいい落語ですなぁ。
でも、そいう昇太だから年に1度や2度は聴きたい私です。
4.時そば/昇太
去年、「忠臣蔵」の会で聴いた昇太の「時そば」です。
そうそう、この『禁酒番屋』と『時そば』の間で着物を公開で着替えました。
久しぶりに見た昇太の着替え、3分くらいで終わるのですが、
角帯を、ちゃんと後ろで結んでました?! マジックテープにしたか?
『時そば』、去年聴いた時、1・2・3・4・5・6・7・8 今何時だい
10・11・12・13・14・15・16の、肝の部分でしくじりました。
なんと!、15で逃げ帰ろうとして、あぁ、16と言い直したのです。
大きな失笑というか、変な笑いに会場/よみうりホールが包まれました。
流石に、この日はちゃんとできました。大うけ、大爆笑で仲入りでした。
5.井戸の茶碗/昇太
根多卸しでした、『禁酒番屋』も時々ありましたが、
この日の『井戸の茶碗』は、かなりカミカミでした。
初日1回、二日目2回、この日も昼に1回やっているから、
これが5回目なのに、これか?と正直思いました。
いろいろと、昇太らしい工夫や疑問を口にして面白かったのに…
たとえば、最初の50量は、千代田20両、高木20両、清兵衛10両と分けたのに、
高木は、前例にならってと言いながら、千代田150両、高木150両と分けてしまう。
前例にならうならば、千代田120両、高木120両、清兵衛60両だろう!!と言う昇太。
俺も前々からそう思ったし、その方が自然だ!
俺が、それよりなにより気にいらないのが、なぜ、細川の殿様が茶碗だけをと言うのか?
普通、いや、俺が細川の殿様なら、仏像も観るだろう、でそれが、
昔、聖徳太子が守谷の大臣仏法を争いし時、守谷の大臣が大阪の入江に捨てた仏像ですぞ!!
と、六代目圓生の口調で、目利きが言うんですよ、そしてそして、茶碗も・・・井戸の茶碗。
合わせて、千両くらい殿様から貰う噺になると、屑屋が簡単に持ち歩けない。
すると、噺の筋が大きく変わってしまう、だから、茶碗だけなのか???
あと、良助ですよ。働かないですよね。普通、150両を屑屋には渡しませんよ。
せめて、良助も同行するでしょう。それを独りで行かせる。
まぁ、そんな矛盾を時々語る昇太でしたが、本人が、最初清兵衛さんだった名前が、
源兵衛さんに変わって、仕方なくそれで通したのが、私は一番気になりました。
茶碗を皿と言うのは、多分、城マニアの性なんだろうなぁー
腹篭りも、はらみって言ったりするのもそうだろうと思います。
P.S. ついに700席を越えました。