今回は、秋の分を先行発売していました。
そんな事すると、北沢落語会会員先行発売が、全然、先行じゃなくなるよねぇー ガッカリ!!
さて、そんなことはさておき、今回はこんな内容でした。
1.子ほめ/春風亭一力
前座で一番聴いているかもしれません、一力くん。
一朝師匠の6番目のお弟子さんです。
『小粒』『子ほめ』『たらちね』『寿限無』の四席を繰り返し聴いています。
少しづつ、余裕が出ていて、八五郎にちゃめっ気が出て、
ご隠居には、ゆとりある間合いを感じます。頑張って!一力くん。
2.笠碁/桃月庵白酒
実に、白酒くんで5回目の『笠碁』です。
去年の浅草の小三治師匠のように、毎日来る客が居たからって、
10日間、大人げなく『長屋の花見』をトリで掛けましたが、
もしかすると、俺か?編集者の石井さんを見付けると『笠碁』なのか?
そんなところだけ、小三治を真似しなくても!! と、思いました。
3.千両みかん/桃月庵白酒
夏にしかできない根多『千両みかん』が二席目。
過去に、何度か白酒で聴いていますが、こんなに弾ける感じだったかな?
番頭の粗忽そうな感じと、“主殺し”で脅かされると、死に物狂いになる、
熱い性格が、枝雀さんがやるみたいな感じで、上手く表現されていました。
笑いました。こんだけ笑えると、『崇徳院』に負けないね。
同じような若旦那の恋煩いだと、私は『崇徳院』の方が好きですが、
この日の白酒くんのように演じてくれれば、こっちに軍配です。
4.突き落とし/桃月庵白酒
仲入り後、どんな噺で〆るのか?と思ったら『突き落とし』
中の上・上の下くらいの落語が三席続きました。
しかも、なんとなく似ているバカ噺というか、滑稽噺が三席です。
白酒ワールド全開で、悪くはないのですが… アクセントが欲しくなります。
今後の白酒くんの課題です。会にもう少しアクセントが付く噺を仕入れて欲しい。
それと、最近、意識してやらないのか?『替り目』『松曳き』を聴いていません。
久しぶりに、寒く成ったら『替り目』が聴いたいです。