YEBISU亭が終わって、湘南新宿ラインで帰ろうとしたら、

高崎の事故の影響で20分くらい送れて電車が来た。

恵比寿-小田原なのでグリーン車にする事に。

YEBISU亭の余韻にひたりつつ、缶ビールとおつまみを買って、

イザ!グリーン車へ。超満員でしたが、なんとか座れてラッキー。

途中、USBプレーヤーで落語を聴いて、平塚に到着する頃には、

グリーン車は、私だけに成っておりました。


そこに、一人の初老の男性が乗って着ました。

63か64くらいですね、酔って千鳥足です。

なんとか私の前の座席に辿り着いたかと思ったら、

ツンのめる感じに倒れるように横になって、寝入ってしまいました。


オジサンが寝込んで5分もしないうちに女性の車掌さんが登場!!

年齢は30代後半から40くらいで、そのオジサンに近寄り、

天上のSUICAマークが緑じゃないのを確認して、

「お客様!グリーン券をお持ちでしょうか?」と訊ねる。


朦朧としながら起きたオジサン、まだ寝ぼけた様子で、

焦点の定まらない目で、女性車掌を睨む。

車掌が、「お客様!上をタッチして下さい、タッチ!」更に続けて、

「恐れ入ります、タッチして下さい、タッチ!」と繰り返した。


その時1!


歴史は動かないし、長谷川平蔵も居ない。

酔っぱらいのオジサン、何を思ったのか?

女性車掌の胸とモモを、ビックリするくらい高速におさわりし始めたのだ!

さっきまで、慇懃に“お客様!?”とか言っていた車掌の悲鳴がグリーン車内に轟く!!

それでも、オジサンは、タッチをやめない。どころか、右手で車掌の胸を鷲掴みだ。

流石に、だまって見ていられなくなり、私が間に入って、オジサンを止める。

「やめなさい!いい年をして」と言うと、「ファー、ぷぅー」見たいな声を出して、

座ったまんま、またコックリし出したオジサン。


車掌が消えたなぁーと思ったら、白い制服にブルーラインの服の帽子をかぶった男性を連れて来て、

タッチの酔っぱらいオヤジを、有無を言わせず、脇を抱えて、大磯駅で降ろしました。

鉄道公安官ですかね?オジサンどうなったのか?まさか警察送りにはならないだろうけど、

タップリ油を絞られて、始末書くらいは書かされたのか?


久しぶりに、面白い事件に出くわしました。