今年は、全く同じ演目で二席やるのか?!
これまでは、根多卸しの一席だけが同じで、
もう一席は、違う噺だったのに!
根多卸しの方は、やる度に変化の度合いが大きいので、
結構、聞き比べが楽しいが、やりなれた十八番を、
1週間に2回聴くのは、よっぽどの談春ファンでも辛いです。
しかも、『夢金』は、柳亭市馬師匠のも聴いたばかりです。
勿論、一週間に、『夢金』三発は初体験でした。
ところで、『源平盛衰記』これは、見事に変化していましたヨ。
前回、成城で聴いた時は、かなり手探りでした。
講談調になり、調子が出て来たなぁーと思うと中断して、
ギャグが入る感じで、全体として流るようには行きませんでした。
それでも、地噺らしくト書きを読ませたら当代一の咄家ですからね、
手探りと言えども、それなりに良かったのです。
それが、今回、有終の美の四回目は、かなり用意周到!!
構成を切る部分が最初から決められているので、
聞かせ所の修羅場読みも途切れずに流れました。
ただ、綺麗に成って見ると不思議なのですが、
手探りでやった成城の方が、スリリングでライブ感があるのです。
まぁ、贅沢を言ってるんですけどね。
P.S. この開口一番の前座/立川はるかくんは初めて聴きました。
まぁ、前座だからこんなもんなんだろうけど、金明竹の終盤に来て、
本人がダレたというか、飽きた訳じゃないだろうけど、
かなり乱暴に巻いて終わってしまったのです。
関西弁の言い立ての速度が上がらないので、
締まらない金明竹に成ったのだが、ちょっとビックリでした
。