第七次圓朝座に引続き、馬桜師匠の独演会がありました。

出物は、長講『らくだ』一席と追悼立川談志の思い出でした。

『らくだ』は、8割が立川談志の型で、残る二割に志ん朝と六代目松鶴のフレーズが少し。

甚五郎の蛙の場面が、やっぱり聴かせどころですね。屑屋の久さんが、らくだに殺意を覚える下りは迫力満点!

らくだの死体を菜漬樽に詰める場面、傘の長唄を唄いながら、ボキボキいわせながらやるのが笑えました。

本日のメインイベント!立川談志の裏話は、なかなか強烈でね。

ここに書けないような話ばっかりで…そんな中からひとつだけ。

馬桜師匠が、立川談志の弟子時代、前座名は「談吾」。五番弟子だからだそうで、

それから二つ目に昇進して「談生」になるのですが、当時まだ存命だった圓生師匠に許しをもらっての襲名だったとか。

凄く緊張して鈴本の楽屋で願い出たら「おやおや」と言われただけだったそうです。