今年もこの季節に成りました。
まず、落語!
春風亭勢朝 … 落語家親子の物語
昔昔亭桃太郎 … 浮世床
三遊亭白鳥 … シンデレラ伝説
落語は、どれも大したことないと思って聴いていました。
この会の場合は、刺身のツマみたいな物です。それにしても酷かった桃太郎の『浮世床』
つい最近、白酒くんの会の開口一番の朝呂久くんの『浮世床』が、遥かに良く思えるのです!
芸術協会!もっと練習しましょう。
さて、三席が終わった後は、お楽しみ!高田先生の司会進行で、四人の座談会。
今年、一年の落語界のトピックスに対して、それぞれが、情報=裏話と、意見を言い合うトークコーナーです。
これを聞きたさに、当日券まで出る大盛況!これなら落語は要らないぞ!
みたいな雰囲気なんですよねぇー、しかし、この三人で三年目。高田先生以外は、入れ替えの時期だと思います。
第十位:SWA活動休止
これが10位?!俺としては、ベスト3かと思ったけど…
SWA活動休止のFinal First公演の後、白鳥くんは、よみうりホールで生まれて初めて囲み取材を、各マスメディアの記者から受けたそうです。
何だか、売っ子芸能人みたいで嬉しかったそうですが、結局、翌日の新聞は昇太のユニットSWAが…
みたいな、昇太の八年と、昇太の発言に終始していてガッカリしたそうです。
また、初めてSWAを神田山陽が抜けた話を、SMAPの森くんのように語り出して、
昇太とは蜜月の関係だった山陽の話を、絶対にしませんし、白鳥も昇太の前では語り難いので、
纏め上手の喬太郎が「彼は彼なりの考えが在って…」とか言いながら、真相を語りません。
しかし、
この会は違います。山陽が昇太宅に入り浸っていたのに、昇太と喧嘩して、
在る朝、チラシの裏にサヨウナラを殴り書きして去った!
その後、山陽さんは、芸術協会所属ですよね、みたいな話になり、
桃太郎師匠が、確かに所属だが、芸協の咄家は北海道に逃げた後、誰も相手にしないし、
本当に、期待ハズレの助っ人外国人みたいな存在だと、批評してました。
この話の展開で、高田先生がSWAは、仲が良いの?と白鳥に話を振ると、
少し歯切れ悪く、白鳥が「仲良いですよ!」とワザとく言うもんだから、「お前、喬太郎嫌いだったよな?」と、高田先生に突っ込まれておりました。また、〆の高田先生の四人はビートルズみたいだなぁ!が意味深でした。
◇第九位:桃太郎師匠、博多天神落語祭で激怒!
これは、大した話ではありません。桃太郎師匠が、高座に上がると、無くてはならない湯呑が無くて切れた!
けど…
それは、洒落でセコイ湯呑は根多なんだけど、その発想の原点は、
千昌夫の歌謡ショーの演出から盗んだんだと言っておりました。
◇三平!結婚したが、今年もヘナチョコ!
言葉を知らない。有名な話で「徳川幕府というお寺が、昔在りまして…」の三平噺です。
一朝師匠が、若い頃に有った「胆を冷した噺」で、ある兄弟子と、
些細な事で喧嘩に成った時に、相手がキレてハサミを投げつけて来て、
咄嗟に、ボクシングのスエーするみたいに体を反らして避けたら、幸いに、鼻先を掠めただけで、ハサミは向こうに抜けて行ったと、
そう、あの一朝師匠が行ったのを、車座で聞いていた三平(当時の一平)が、
「兄さん!だんごっ鼻で、得しましたねぇー」と、あの調子で言ったんだそうです。
ここからテレビ番組の「海老名家の食卓」の話になり、公開嫁イビリ番組は、流石に視聴率が1.3%だ!とか…
食卓をひっくり返せ!の高田先生のギャグは受けました。
ひと目上がりの三平を、今年も勢朝がやり、親子の咄家はダメと桃太郎節が炸裂!
この後、桃太郎師匠が、本日一番の名言を吐きました。
海老名家は、正蔵/三平と小朝から稽古を付けてもらい、
現在は、正蔵の息子二人も「小ぶたたち」と呼ばれて、小朝から稽古を付けられ、もう咄家に成るレールが敷かれているらしい。
しかし、
桃太郎師匠が言うには、名人から芸を習っても、真髄を名人は教えないし盗ませない!
用意周到な準備万端で、この程度を仕込んでみるか?とやると言うのです。
更に、噺を稽古する場合、教えられた方は、習った先生に“上げて”もらう為に、
自分の完成形を見せる、すると、名人は、そこからドラキュラが生き血を吸うように、
また、新しい芸の素を吸うんだと言うのです。だから、名人に教わるな!が桃太郎師匠の持論。
これは、実に奥が深い噺です。社会人で出世している奴、野心家と仕事をすると、
まさに、この桃太郎師匠が言う名人芸にだまされます。
◇七位:入門の前座急増に年齢制限導入
円丈師匠が42才の前座を取ったら、そいつが思いの他、
物覚えは悪い、前座仕事はできない、しかも鈍間!!
それに愛想を尽かしキレてしまった円丈師匠が、
落語協会の理事会で、もう30才以上の弟子は取るな!
と、提案し導入されたのが、弟子の年齢制限。
なんでも、最近の弟子は、メールで弟子入り志願するらしい。
中には、ハローワークで「咄家の弟子」って、
就職口を斡旋してもらおうとした奴が居ると勢朝が言ってました。
これは少し眉唾です。
この後、最近の前座見習事情を、円丈一門のわん丈・ふう丈の話を、
白鳥くんがしてくれたのですが、かなり過保護に育った子が、
親バカちゃんりんのまんま咄家になる時代みたいです。
まだ、見習だけど、円丈師匠の温情で、初高座を体験させようと、
お江戸日本橋亭の一門会に出したら…
客の殆どが、そのわん丈・ふう丈の関係者!!
親、兄弟、親戚、友人、さらには、見習なのに彼女まで観に来たそうです。
だから、わん丈・ふう丈にしか笑いは起きず、声援まで飛ぶ始末!!
新装開店みたいな花まで届いて、そんなのが最近の前座なんだそうです。
◇六位:円楽党の芸術協会合流が、正式に理事会で否決
まぁ、これは昨年も話題になりました。
それが、正式に理事会で8対4(1棄権)で否決されたそうです。
もう、この話は飽きた!笑点メンバーに近い円楽党の長老4人が、
芸協に入りたがっているが、簡単には入れてもらえない。
つづく