いよいよ、Finalも佳境です!!SWAのオープニングテーマ曲:
小野瀬雅生ショウの「MOTTO WASABI」を聴くのもあと何回だろう。
今回は、ブレンド。それぞれの作品同士が微妙に関係し合う。
ラスト「ブレンド」のテーマはクリスマス!その内容は、こんな感じでした。
1.青畳の女/彦いち
初めて聴く噺でした。柔道に人生を捧げる女性:トモエが主人公です。
78kg超級の五輪候補選手なのですが、ふとしたキッカケで幼馴染に恋をする。
しかも、オリンピック選考試合が開催されている、開場で惚れてしまうのだ!!
突然、野獣のような柔道一直線の筋肉バカが、乙女に変身する面白さ。
彦いちらしい、格闘技テーストを交えながら、笑いのアクセントにする噺でした。
78kg超という体重をトモエが気にして、開場の「78kg」の文字を、
マジックで7と8の間に点を打って「7.8kg」にする場面!ここは笑いました。
2.思い出芝居/喬太郎
これは、トモエのすぐ下の妹/サナエのお噺。
サナエが一年付き合った恋人:健一と別れの最後のデートをする噺なのです。
そのラストデートを、出会った最初のデートを再現すると言うのですが…
随所に、喬太郎らしいクスグリが全開です。明らかに小三治会長に知られると小言を喰らいます。
そんなギリギリの喬太郎らしい下ネタクスグリ全開で話は最後まで展開されるのです。
喬太郎ファンには、本当にたまらない根多です。
で、デートでカラオケに行く設定なんですが、喬太郎が歌う!歌う!歌う!
「お前は、柳亭市馬か?!」と、突っ込みたくなるぐらい歌い捲りでした。
特に、ウルトラシリーズを4曲歌いました。それ以外も喬太郎の歌いたい歌のオンパレード!!
「網走番外地」と「柔道一直線」は、いきいきとした歌声でした。
3.砂漠のBar「止まり木」/白鳥
これは、唯一聴いたことのある根多でした。
サナエに振られた健一が、後輩を連れて“タクラマカン砂漠”へ、
傷付いた心を癒す為に、砂嵐を見に行くという白鳥らしい展開。
この噺、私は今年なんと3回目。でも、今回が一番のデキでした。
あと、わざと仕込みで“手袋”を“てぬぐい”と言う部分も、
回を重ねるごとに上手く自然に間違えたフリできていました。
4.パパは黒人/昇太
最後は、三姉妹の末娘:キミエのお噺。
長女と次女のエキセントリック過ぎる性格を見て育ったキミエ。
故に、彼女は恋愛に臆病な女になっていました。
そんな彼女も20、友人からクリスマスの予定を訊かれて、
思わず見栄を張って、「黒人の彼氏とデートする!」と言ってしまう。
それなりに昇太ワールド全開なのですが、一番驚いたのは、
ついに昇太までもが、座布団をいじる芸をみせました。
本人曰く、「初めて、座布団を投げ飛ばした」
4人の座布団芸を見て思うのは、流石に、彦いちと白鳥は、
その芸に一日の長がありました。
さて、SWA Final 「ブレンド」 の点数は、97点です。
私は昼の部でしたが、夜は、もっと盛り上がったのか??
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