昇太師匠が笑点の収録で欠席の為、喬太郎/白鳥/彦いちの三人SWAでした。
前半は、それぞれが1席づつやって、後半は三人で三題噺をやりました。
そうです!2010年の2月の三人SWA:昇太/喬太郎/白鳥でやった時と同じ展開!
あの時は、「腰パン・朝青龍・オリンピック」でやりましたが…
そんな三人SWAは、こんな展開でした。
・オープニングトーク
・シンデレラ伝説 … 白鳥
・彫師マリリン … 喬太郎
・長島の満月 … 彦いち
仲入り
・三題噺 … 喬太郎/白鳥/彦いち 途中で昇太も参加!!
1.オープニングトーク
喬太郎/白鳥/彦いちでゆるいトークからスタート!
昇太がいないと、会が締まる!やっぱり落語協会で気心がしれているからと、
ちょっと問題発言でしたが、受けておりました。出番の早い白鳥が抜けて、
喬太郎が最近、老眼鏡を作った話をして、彦さんが老眼鏡をかけると、
なんとなく小三治師匠に似ている!って話に。確かにちょっと似ています。
2.シンデレラ伝説/白鳥
久しぶりに聞きました。
サゲが分からず、変な降り方になりましたが、
私は、なかなか良かったです。
3.彫師マリリン/喬太郎
初めて聴きました。キャバ嬢が彫り物師になる噺で、
登場人物が、全て「???」のボケ人ばかりで、
突っ込みにまわるのが、彫師の師匠だけなのです。
意外と難しい噺だと思いました。
4.長島の満月/彦いち
これは、にぎわい座で一度聴いています。
彦さんの自伝落語ですね、“長島”は故郷の鹿児島ですね。
ゆっくり噺が始まって、少しづつ引き込まれます。
喬太郎や白鳥が、「不気味な前座が入って来たなぁー」と思った、
彦いちの“きく兵”時代の安田くんが登場します。
ゆるーく終わるサゲも、彦いち噺には珍しい!
5.三題噺
仲入り後、三題噺を作る為に御題を10コ募って、
その中から3つを、人気で選ぶ作業をまず、行いました。
結果、選ばれたお題は、下記の3つ。
「立川流」 「美顔ミスト」 「火消し」
これは、なかなかの難題です。三人で協議を始めたトバ口で、
昇太師匠が、笑点の収録を終えて駆けつけまして、SWA四人が勢ぞろい!
作る過程を見たのは二回目ですが、前回より白熱の議論が交わされました。
多分、四人揃っているから、更に白熱でしたね。30分以上題選びから費やして、
噺の骨子・ストラクチャー決めにかかり、噺自身は20分も無かったようなぁ。
四人で、それぞれの役割みたいなのがちゃんと有って、興味深かったです。
昇太師匠が全体の進行、喬太郎がそれを補佐しつつの書記、だけど漫画描いているだけ。
そして、建設的な意見の彦いちに対して、ぶっ飛んだアイデアばかりの白鳥。
でも、煮詰まった場合は、その白鳥の意見で噺が前に進むのです。
起承転結
それぞれ、昇太がトップに登場、立川の神社を継ぐ娘の噺からスタートします。
二番手は彦いち!娘は、神社を継ぐのには反対、美顔ミストサウナ屋を始めるが…
間違い!美顔ミストエステ屋さんだろう! 立川で流行らせたい!を連呼しながら、
娘の夫が、妙な外国人風と、竜神様が登場!! ここで白鳥にバトンタッチ。
神社のゴマの炎が、屋根に飛び火して火事に、美顔ミストの装置で火消しを試みるが…
消えるはずもなく、一人火消しに奔走する娘と美顔ミスト機械。
(ここで、白鳥得意の座布団を使った竜神様芸さくれつで、会場盛り上がる)
四人目は、喬太郎が登場して、竜神様がオチを付ける、立川市民総出のバケツリレー!
それでは、なかなか消せない。竜神様が最後は雨を降らせて火は消えるが、社は焼け落ちる!
社はなくても、竜神様は宿る。本当の信仰心を持って実になれ!と教えを説き、
辰の次は、巳(み)になるのじゃというオチで一旦終わったが、
残る三人も、それぞれのサゲを言って、三題噺はめでたく終わりました!!
さて、三人SWA+昇太の点数は、88点です!面白かったでーーーす。