二周年記念シリーズの第一段「立川志の輔」の会でした。
開演前に志の輔が、出演者との思い出を語りながら紹介を挨拶と言う形式でやりました。
三木男くんは、師匠談志が大好きな子で…
志の輔は、語らないけど、三代目・三木助の息子、四代目の死がやっぱり不本意で、
もっと不本意だったのは、三木男くんのお母さん:茂子さんの事じゃないのか?と思います。
そんな、摺った揉んだがありまして…
次は、岡大介くんの紹介。カンカラ野郎ですよ。せいこさんには、非常に不人気です。
オッペケぺとか、骨まで愛してとか、パイのパイのパイ!とか、やるんですよ。
確かに1回は、聞くのもアリだが、年に3回も4回も聞く芸じゃない。
さて、仲取りですよ。あの生意気で、芸は親譲りの出来ない王楽ですよ。
オヤジさんも、三遊亭のフリをしていますが、基本的には、林家ですよ。
黄色もピンクも一緒なんですよ!
三木男くん、律儀に志の輔直伝の『猿後家』をやりました。
が!
三三くんの会でやった時の方が、遥かにデキは良かった!
臨機応変にできないのです。不器用な三木男くん。
受けてないのに、事前の段取り通りにやるのです。
楽屋で聴いていた志の輔は、どう感じたか?
続いて登場は、岡大介くん。私は三回目。95%は、毎回同じです。
毎回「骨まで愛して」から始まります。カンカラ三線が、三線よりイイ音がするのなら、素晴らしい楽器なんだけど…
彼のあの声、宝の持ち腐れ!柳亭市馬を研究して欲しい。
王楽!『あぶない刑事』って新作落語でした。マクラは毎度同じ、圓楽を狙っていた話をして、
父親・好楽は、如何にゴミな芸人/さもしい芸人かを話すんだが、お前は、そんな好楽のご祝儀で育てられてんだぞ!バカ。
本当に不愉快な奴です、王楽。新作落語『あぶない刑事』は???
仲入り後、志の輔登場。マクラを振りました。前回、一周年記念の『帯久』の時は、マクラ無しで一時間でしたが、今回はたっぷりマクラを振りました。
先週、長野県でやった諏訪の山奥、松茸で有名な山奥でやった落語会を詳しく語りに語ってから、『俎來豆腐』へ。
予想の範囲内でした。忠臣蔵の先取りですよ。PARCOで聴いて、毎年、二回は聴く根多です。
『百年目』『蜆売り』『俎來豆腐』『柳田格之進』『中村仲蔵』『帯久』
この六席は、志の輔を聴くと出会う古典ですね。
今回、志の輔が、上総屋七兵衛の女房が、旦那の話に「ハイ!ハイ!うんうん」と、上の空な返事をして見せる場面!
今回は、三木男くんに教えるようにやりました。『俎來豆腐』は、『高瀬舟』とは逆に、尾鰭が増えて…長い噺に成りました。
今回は、俎來と忠臣蔵の解説が長かった!そこも、志の輔らしくて楽しかったです。
そして、点数は84点です。