三遊亭白鳥と桃月庵白酒の二人会「Wホワイトの会」も、これで四回目になり、完全に、北沢タウンホール/北沢落語会の定番です。
毎回、“お題”をクリアーして参加すると、チケット料金が五百円引きになるのが、Wホワイトキャッシュバックサービスがあります。
最新が「白いTシャツを来ての参加」二回目は「白いマスク着用」三回目は「似顔絵を葉書サイズで描いて持参」でした。
そして、今回は、グッとハードルが低くて、白いハンカチを持参でした。(俺は白いタオルを持参したが、キャッシュバックして貰えました!)
今回は、10月に開催される成城ホールでの白酒独演会のチケット先行発売を受けるので、早目に入場。
チケットを手に入れた後、最寄のコンビニで弁当を買っていたら…
前座の扇ちゃんを発見。
「扇ちゃん!頑張ってネ!」と声を掛けたら、ニッコリした笑顔に。前座の勤め買い出しでした。
1.オープニングトーク
最初、お約束。客席にハンカチを出すように指図して、写真撮影。白酒師匠のblogで紹介されます。
今回は、怪談噺に関するそれぞれの思い出について語りました。
白酒くんは、正雀師匠の「芝居噺」で、雪を降らせるシーンで、笊の雪が目で詰まって降らず。
慌て、竿を激しく振ったら、笊ごと雪が落ちて、一番イイシーンを台なしにした上に、
涙涙の人情噺を滑稽噺にしてしまった思い出を語りました。
正雀師匠からは、「あんちゃん!もういいよ」と、悲しい顔でダメ出しされたそうです。
一方、白鳥さんは、怪談噺を全然覚えてないどころか、知らない。
雲助師匠の『もう半分』をパクって『メルヘンもう半分』を作っているのに…鳴り物/三味線が入る場面を知らない。
2.松曳き/白酒
白酒くんの得意噺のひとつです。年間、白酒くんを25席ぐらい聴くと1回くらいは聴きます。
殿様と田中三大夫のとめどない“ダブルボケ”、世間では、“ダブルボケ”と言うと、「笑い飯」を思うようですが、
実は、既に百年以上も前から、古典落語はやっていたんですよ、“ダブルボケ”
私は、松の植え替えのノウハウを植木屋の八五郎に、殿様が質問する場面、
あそこで、八五郎の名前を「八十郎」「八佐衛門」「八呂兵衛」そして最後には「富十郎」とか呼ぶ。
白酒くんの二席目は、『不動坊』。うぅ~ん、甚語楼との二人会とまたまた同じ根多。
できは、悪くなかったし、また、あの笑いながらの嫁さんが来るとのぼせ上がる場面は、最高です。
3.真景累ヶ淵~豊志賀の死~/白鳥
大師匠の圓生の十八番、三遊亭圓朝作の古典落語を白鳥がやりました。
勿論、新作です。
三三くんとの二会で披露した、登場人物を現実の咄家にして、ストーリーは『真景累ヶ淵』っぽくやるギャグ満載の一席。
主人公は久蔵、人間国宝の三遊亭白鳥の弟子という設定。「お前は、俺の弟子なのに、本寸法の古典なんぞやりやがって!」
「落語は、人情噺じゃない!滑稽噺こそ本道/王道だ!」と言われて三味線を習うように奨められる。
そして、三味線を習いに久蔵が行った先は、小圓歌師匠のところだった。
詳しくは書けませんが、木久扇/馬風/小朝/ぽっぽ改めぴっかり/圓丈VS小朝/木久姫/雲助/喬太郎/彦いちなどなどの秘話が満載!
これ以外にも、昇太/ナイツ/歌武蔵/玉川スミ師匠/内海桂子・良江師匠なども登場!涙が出る程笑いました。
第四回Wホワイトの点数は85点