今日は円朝祭ですね。久しく行ってませんが、

正雀師匠の作る“稲荷町”直伝の牛めしが食べたい!!

 

 

さて、今回はこんなメニューでした

 

 

 


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1.雛鍔/柳亭市楽

先月に引き続き、開口一番は、柳亭市楽くんでした。

演目は三月でもないのに『雛鍔』、マクラは良くなんているのだが、

落語の方は、どうも前座からそんなには成長している風じゃなかった。

前回の『兵庫船/鮫講釈』は、十八番で磨きが掛かっていましたが、

この『雛鍔』は、ダメでしたねぇー 子供が可愛くないのがまずダメ。

そして、父親の植木職人、来客のお店の主人(番頭の場合もある)

植木職人の女房、若様、田中三太夫、このそれぞれの人物が・・・

全く描けておりません!!諸先輩の『雛鍔』を研究して欲しい。


 

 

2.嶋鵆沖白浪/柳家三三

マクラで自分が寝言を言って、旅先で同室になった喬之助と、

市馬師匠を恐怖のどん底に陥れた事があると告白する三三くん。

この話は、私は谷津公民館での会で、喬之助がゲストの時にも聞きました。


「その扉の向こうから、何が現れるかなぁー」


「フフフフフ・・・ 俺は悪魔だぁー」


意味不明の不気味な言葉を、突然浴びせて来るらしいです。


そして、もう一つ、自分が宮崎駿の大ファンだと告白する三三くん。

「ラピタ」や「ナウシカ」なら、稽古なしで語れるくらいのファンらしい。

ちなみに、一番のお気に入りは「紅の豚」なんだそうです。


そんなマクラから入った今回は、三宅島に集まった、

勝五郎、三日月小僧の庄吉、花鳥のおとら、そして、僧侶だった弦雀、

そこにとうとうお縄となった喜三郎も流されて来る。


今回は、集まった5人が妙な因果で結ばれて、全員娑婆に未練がある。

それぞれの思いと無念と仇を討つ為に、島抜けを算段しそれを実行するお噺。


三三くんらしい描写の妙!! 伊達に三宅島にわざわざ行ってない!!

なんとか五人が島抜けして、戻った所は、房総半島銚子の浜。

勝五郎と庄吉、喜三郎とおとら、そして弦雀の二組と一人に分かれて、

残すところ二回は、破滅に向かう、それぞれの仇討噺へと発展するようです。


 

 

柳家三三「嶋鵆沖白浪」その4の点数は、85点!!です。