初めて参加しました、戸塚の汲沢寄席“ぐみざわ”と読むみたいです。

戸塚区の住宅街/近郊農業が盛んで、周囲はかなり立派な畑が点在し、野菜の直売所まで在る!


そんなのどかな高台にあるアートギャラリー/あーとすぺーす風で、10年続く、25回目を迎える落語会。

主催は、田谷そよさんという女流の画家です。みなさん、お知り合いらしくアットホームな会でした。



1.道具屋/小せん

与太郎噺の代表『道具屋』からスタートです。笑いがなかなか起きません。客は10人です。

私も笑いが出ないなぁー。枝雀師匠や、志らくの『道具屋』なら、笑うのに…


良くも悪くも、小せんくんの『道具屋』は、真面目なんですよ。定番のギャグは入るんだけど、


「退屈」以上「爆笑」未満


もっと、この噺は、弾けて演じるべきです。毛抜きの客は、必要以上に丁寧だったりします。

客が5~6人登場するけど、キャラが出来ているのと、ダメなキャラが有ります。



2.素人鰻/小せん

これは、『道具屋』に、輪を掛けて真面目でした『素人鰻』

ただし、酒好きの小せんくんらしい工夫のキャラ作りは出来ています。

支度の遅い鰻屋の噺、遅すぎる!つなぎで、ちょうしと香コしかでない!あげくに出たのは丸焼鰻!

怒って勘定、と言うとタダだった。これにいい気に成って、二度目、裏を返しに行くと言う噺。


3.ねずみ/小せん

トリ根多は、3年前の子年に、何度も聞いた『ねずみ』でした。

これは、キャラ作りも語りのデキも良かった!久しぶりの『ねずみ』

あの“ねずみ屋”の息子が、可愛くないとダメな噺ですが、小せんくんの息子はよくできておりました。


夜の部へつづく