今年二回目の“小せん会”でした。前回は一月の末で半年に1回ペースの会です。
今回も前売でほぼ完売、僅かな当日券を目当てに開場一時間以上前から列ができていました。
自由席なので、私も会場45分前に行って、並んだのですが、30番目くらいでした。
さて、そんな横浜生まれ、地元で大人気の五代・小さんの独演会!!
こんな内容の会で、たっぷり二時間半楽しみました。
・のめる … 鈴々舎やえ馬
・蜘蛛駕籠 … 鈴々舎風車
・青菜 … 柳家小せん
仲入り
・歌うアコーディオン漫談 … 遠峰あこ
・厩火事 … 柳家小せん
1.のめる/やえ馬
八重歯があるので、“やえ馬”という安直さが馬風一門って感じです。
関西出身で、社会人を経験してからの遅い入門のやえ馬さん。
関西弁の『のめる』を聴くのは、かなり久しぶりでした。
『のめる』は今年二回目、前回は甚語楼のを聴いています。
それと比べると、まだ前座なので歯が立ちませんが、
それでも、年齢も逝ってて、しっかりした落語をやります。
11月には、二つ目昇進なんだそうです。
2.・蜘蛛駕籠/風車
最初の酔っ払いの入り方が、『うどん屋』に似ている『蜘蛛駕籠』です。
よっぱらいらしく、話がどうどう巡りになるのが面白いです。
風車さんも、聴いたの初めてですが、馬風師匠より兄弟子から、
良いところを学んでますね。それなりにできる二つ目さんでした。
ただ、もう少し自分を出していいと思います。
それから、まったくの余談ですが、木梨憲武によく似ています。
3.青菜/小せん
夏は、聴きたくなる噺の一つです。上方でも江戸でも夏落語の定番です。
小せんさんのは、ご隠居の品のある佇まいと、植木屋さんの粋がよく出ていて、
植木屋の女房が、職人の女房らしくて、良かったです。
それこそ、春川ますみが目に浮かぶ感じでした。
4.歌うアコーディオン漫談/遠峰あこ
久しぶりに聴いたあこさんでした。月1回の日出町路上ライブは、
許される限り観るように心がけていますが、競馬ファンが大挙していて大変です。
あこチャンが、馬券が当たる御利益ソングとか言って、
神様をやたら登場させる民謡を歌うので、競馬ファンがわんさと来ます。
そして、「先月、聴いて当たったよ!」とか声を掛けます。
完全に、野毛のアイドル:遠峰あこ!!
野毛地区だったら、AKBにも負けません。
5.厩火事/小せん
『青菜』の女房とかぶる髪結いのおサキさんが主人公です。
だから、噺がスムーズに進行しましたネ。これもいいデキで、
沢山の笑いに包まれて、終わりました。次回は来年1月だそうです。
また行くぞ!!横濱小せん会。
さて、7月の横濱小せん会の点数は、90点です
。