このゴールデンウィーク中、何万人ものボランティアが、

被災地の瓦礫の山の撤去に行くらしい。ご苦労様です。


泥まみれの衣服や装飾品や家具などで、

洗濯しても二度と使えそうにないものを、

所有者に代わって捨てるのがボランティアの使命なのか?


恐ろしく辛い仕事でしょうね。

泣きながら「ありがとう」と言う持ち主を尻目に、

それら思い出の品を、ロボットのように撤去するボランティア。

中には、「捨てないで!」と言い出す子供もあるでしょう。

それを親に代わって、悪者にされるボランティア。


本当に、ご苦労様です。


一方、物作りをする会社の社員として。

別に会社に命令されたわけでもなく、

誰が言い出した訳じゃなく、自社製品を瓦礫から救うボランティア活動が、

本当に、本当に、地味に展開されています。


我々の会社は、写真を提供する会社なので、

泥にまみれたアルバムを、綺麗に洗浄して乾かして、

元の姿に近い状態まで復旧する活動を、社員がボランティアしています。

それを会社が気付いて、自社の宣伝に利用しているのには、カチン!と来ているが…

こいう活動の輪が広がるといいなぁーと思います。

まぁねぇ、泥まみれのネガフィルムの再生なども、やりたいですよねぇ。


自動車も、電化製品も、家具も、装飾品も…

生産者が、あの瓦礫の中に入って、少しでも、

本当に少しでも捨てられない努力をして欲しい。