先日、長年、病院で看護師をしている方から、人が亡くなる時は、その前に夜勤をしているときに、そのサインが現れると聞かされました。そもそも人間は生き物ですから、死が近づいてくれば体に変化が現れます。“バイタルサイン(Vital Signs)と呼ばれる生命維持に関わる基本的な生理的指標(体温・血圧・脈拍・心拍数・意識レベル等)は、病院では常にチェックしています。それ以外にも”チェーンストーク呼吸(無呼吸と深呼吸が交互に現れる)“や”死前喘鳴:しぜんぜんめい(亡くなる数時間から数日前に現れる特徴的な呼吸音=喉に痰が絡んでゴロゴロと音がする)“さらに”下顎呼吸(顎を上下に動かすような浅く不規則な呼吸)“も死が近づいているサインになります。他にも手足のチアノーゼ(紫色に変色)や末端の冷え、尿の著しい減少(12時間で100ml未満)、筋肉の弛緩による尿や便の漏れもあります。さらには意識レベルが低下しますから、おのずと眠っている時間が長くなり、反応は鈍くなります。昏睡状態に近づくと、痛みにも反応しなくなります。
このように肉体に現れるサインはある意味、当然のことですが、入院患者の多い病棟に勤務する看護師は、他にも看護師なら良く知っているさまざまな兆候があると言います。たとえばよく聞くのが、誰か患者さんが亡くなる前の日に病院内で「お線香の匂いがした」という話です。それは亡くなる患者さんの病室もありますが、それ以外に別の病室や廊下、ナースステーションでも“お線香の匂いを嗅いだ”という看護師が時々います。あとは同じように亡くなる患者さんの“匂い(加齢臭など)がした”という看護師もいます。
匂い以外では、深夜に無人の病室から何度もナースコールが鳴ったという病院もあります。この病院ではナースコールが鳴る病室は、概ね決まっています。その病室では入院患者から、「金縛りに遭った」とか「夜に幽霊を見た」という苦情が絶えないので、その部屋は通常は使用していません。深夜にその病室から何度もナースコールが響くのです。そして念のためその病室へ行ってみると、夜ですから室内は真っ暗で誰もいないのです。そしてナースコールが何度もなった翌日には、必ず誰か亡くなる患者さんが出るのです。ですからその病院の看護師の間では、そのナースコールのことを“死のナースコール”と呼んでいます。
また、他の病院では、エレベーターがまるで誰かに呼ばれているように、霊安室のある地下1階で何度も止まっていることがあります。夜勤の看護師は深夜に病室を何度も見回ります。そのときにエレベーターの前を通るたびに、いつも「B1」で止まっているというのです。その病院のエレベーターは、最後に下りた人のいる階で止まります。ですから普通は1階か、ナースステーションのあるフロアにしか止まっていないのです。それがエレベーターを見るたびに「B1」で止まっているということは、深夜に誰かが霊安室のある「B1」へ下りて行っていることになります。看護師や患者が深夜に「B1」へ行くことはありませんから、死を察知した魂が、肉体を抜けて様子を見に行っているのかもしれません。そしてエレベーターが夜に何度も「B1」で止まった翌日も、必ずと言ってよいほど、患者さんが亡くなっています。
人間の本質は魂にあって、魂は肉体を借りて生きています。その肉体が終わりを迎えるとき、魂はそれを察知して肉体を抜け出る準備をしているのかもしれません。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方