この方は”乗りかご“の床に座って、まんじりともせずにエレベーターが動き始めるのを待ちました。時計を見ると8時30分を回っているのにまだエレベーターは動きません。室内のスピーカーからは相変わらず、ノイズのような叫び声が途切れることなく響いています。
~いったいどれくらい時間が経ったのか~
床に座っていたところ、いきなりエレベーターは動き出しました。そして気が付くと室内には灯りが灯り、何事も無かったように6階でドアが開いたのです。この方はエレベーターを出て、フラフラになりながら自室に辿り着きました。そして時間を見ると、時計の針は8時2分を示していました。8時にマンションのエントランスに着きましたから、そのまま6階の自宅に着くとちょうどこの時間になります。
~それでは自分が今経験したことは何だったのか~
緊急連絡ボタンを押し続けて、扉を何度もたたいた右手はうっすらと腫れて、紫色になっています。確かに痛みもあるのです。しかし、その時間はまったく進んでいなかったのです。
この方は他にも浄霊中に不思議な体験をしています。生きた“伊勢エビ”を手に取って料理しようとしたところ、伊勢エビに手を噛まれたのです。伊勢エビにはアメリカンロブスターのような大きなハサミはありません。体の各所には硬くて鋭いトゲがありますが、口は小さくて噛む力は弱いので、人間の手を噛むことはありません。それなのにこの方が生簀(いけす)の中の伊勢エビを掴んだ時に、伊勢エビに咬まれました。慌てて手で払い除けると、痛みを感じたところからは出血して、歯型までハッキリと付いていたのです。
さらにオートマチック車で高速道路を運転中に、急にエンストしてエンジンが停止してしまいました。急にエンジンが止まれば急に速度が落ちますから、後ろの車に追突される危険もあります。オートマチック車は、マニュアル車のようにクラッチの操作ミスでエンストをすることはありません。ただ、燃料系・点火系・制御系などさまざまなトラブルによって走行中にエンストする可能性はあります。しかし、まだ新しい車で、車検・整備を普通に行っている車で、走行中にエンストすることは滅多にありません。私ももう何十年も車を運転していますが、そのような出来事は1度もありません。また私の周りでもオートマチック車のエンストは聞いたことがありません。
このように霊障とはさまざまな形で襲ってきます。しかも、あり得ないことをしばしば引き起こします。あり得ないことを起こすことで、自分の存在感を示しているのです。霊障は1歩間違えれば命にかかわることもあります。特に除霊や浄霊など、霊にとって嬉しくない(=対抗するような)作業を行う時には、かなり攻撃的に出てくることがあります。作業終了まではくれぐれも慎重にお過ごしいただきたいです。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方