昨日は24節季でいう”夏至“でした。24節季とは中国の戦国時代(紀元前4世紀)に発明された1年を”四季・気候“から仕分けする方法です。夏至の日は、1年で最も昼の時間が長くなり、太陽が最も高く昇る日でもあります。地球の自転軸は公転面(黄道)に対して23・4度傾いています。この傾きが四季を生み出しています。ですから昨日の太陽の角度は、90度-緯度(東京の場合は北緯35度)+23・4度→78・4度になります。南中高度はかなり真上に近づきます。逆に昼の時間が最も短くなる”冬至“の日は、90度-35度-23.4度→31・6度になります。これだけ太陽が低くなると影もかなり長くなりますし、地上に当たる太陽エネルギーも弱くなります。つまり、夏至の日は1年で太陽の力がもっとも強くなる日になります。
さらに昨日の中でも厳密に夏至点が日本上空を通過する時刻は午前11時42分でした。夏至は太陽の力がもっとも強くなるので、世界各地で”神聖な日”とされて、自然や生物の再生を祝うさまざまな儀式が行われます。古事記の中には太陽神である「天照大神」と弟の「須佐之男命」の間で行われた神聖な儀式(誓約:うけい)のことが書かれています。そのことも踏まえて上で、夏至の最も太陽の高い時間(11時42分)に静かで気持ちの落ち着ける場所で、自分の内なる思いを宇宙や太陽に宣言することで“そこから人生を変えることができる”とい信じられています。このことによって時間の流れや世界の輝きが愛情溢れるものになっていくと言われているのです。
私は“未来は自分たちの行動が作りだしている”といつもお伝えしています。そしてその行動は自分の思考が作り出し、思考は自分の意識が作り出すと話しています。つまり、良い意識を持つきっかけとして、太陽がもっとも強い力を持つ夏至の日の11時42分を活用しない手はないと思いました。そして誓約を立てる神聖な場所として私は氏神様を選びました。私は家を出て氏神様へ向かい11時30分に手水舎で口を注いで中へ入りました。するといつもより多くの人が木陰で時間をつぶしていました。その人の中には私と同じように11時42分に合わせて、氏神様を参拝しようとする人もいたように感じました。私は時間の狂わない電波時計で時刻を確認しながら、11時41分に拝殿まで進んで手を合わせました。それは氏神様と太陽と宇宙に対する私の誓いです。それから本殿横の摂社・末社や本殿裏の小高い丘の頂点まで階段を上りました。そして氏神様の敷地の中で最も高い場所(太陽に近い場所)に置かれた祠にも手を合わせて帰ってきました。かなりスッキリとして視界が広くなりました。
このことによって私の生活や仕事がすぐに変わることはありません。ただ、私の意識は確かに変わったのです。不安や疑いの気持ちを持たずに、強く信じて認識することで、潜在意識を動かすスイッチは入ります。果たして私は今日からどのように変化していくのでしょうか。相変わらず仕事は毎日入っていますので、私はいつものようにやるべきことを誠実に精一杯こなしています。ただ、朝から何か嬉しくてワクワクしている自分がいます。もし、自分をもっと良くしようとか、幸せになりたいと思うなら、自分自身で“自分は変わったのだ”という強い意識を持たなければなりません。それを持たなければ、明日は昨日と同じ1日が永遠に繰り返されていくだけです。私が昨日、氏神様に参拝できたのは、そのことを教えてくれた人がいたからです。私は人を助けているようで、実はたくさんの人から助けられています。そんな人たちと良いご縁を結べたことに改めて感謝をした1日でした。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方