先日、病気快癒の祈祷を行うために訪れた病院では、病室の番号に「4」と「9」が付いていませんでした。日本では、病院に限らずホテルでも客室に「4」と「9」を付けることはあまりありません。それは日本では「4」は「死」を意味しますし、「9」は「苦」を連想するので、縁起が悪いと思われているからです。他には「42」も嫌われています。それはまさに「死に」つながるからです。
調べてみると世界各国に、その国の文化や習慣から忌み嫌われている数字(忌み数)はあります。主に西洋では、「13日の金曜日」と言われるように、「13」という数字が不吉な数字とされています。それはイエス・キリストが処刑された日が金曜日であり、最後の晩餐には13人が参加していたことから、この組み合わせが不吉とされるようになりました。また、キリスト教圏では「666」も嫌われています。それは「ヨハネ黙示録」に「666」は“獣の数字”として登場して、反キリスト的な存在の象徴になっているからです。
イタリアでは「17」が嫌われています。17をローマ数字で書くと「XVII」になります。このスペルを並べ替えると、「VIXI」に置き換えられます。それはラテン語で「私は生きることを終えた=死んでいる」という意味になります。そのために忌避されています。
ベトナムでは「3」が「惨」に通じる忌み数とされて、死に通じる「4」よりも嫌われています。そのためビルの2階の上を「3(惨)」と4(死)」を使わずに「5階」にしているところもあります。
中国では「5」を「ウー」と発音しますが、「無」も「ウー」と発音するために忌み数になっています。さらに「14」も「十死」や「実死」に通じるために嫌われています。また、「250」の発音が、”阿呆、うすのろ、間抜け“を意味する隠語になっていて、人を馬鹿にする表現と見なされています。そのため値段を付けるときに「250元」という価格を避ける傾向にあります。
ドイツ・オーストリア・イタリアなどの西欧圏では、「88」が忌み数になっています。ナチス・ドイツ式の敬礼では「ハイル・ヒトラー」と言いますが、ハイル・ヒトラーの頭文字のH・Hが、アルファベットで8番目になるために、ネオナチの隠語として使われています。そのためにイタリアサッカー界では、ゼッケン88番は永久欠番になっていて、使用が禁止されてます。
さらに海外では「420」が大麻(マリファナ)を意味する隠語になっています。そのためホテルの420号室が、マリファナの取引場所になったり、マリファナ愛好家のたまり場になることがしばしばあります。そしてアメリカのホテルでは、420号室を欠番にしていることが多くあります。ただ、忌み数とは本来科学的な根拠があって決められたものではありません。そのためカナダのバンクーバーでは、2015年に新築物件から建物には正しい階数表示をすることが義務付けられました。忌み数によって実態と違う階数が表示されることは、災害時の消火や救助活動に支障をきたすことがあるからです。私も科学的根拠のない忌み数はまったく気にしていません。実際、私が大人になってから地元の草野球チームに参加していた時の背番号は「4番」でした。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方