今日の東京地方は朝から良く晴れて絶好の行楽日和になりました。私はゴールデン期間中も毎日さまざまな祈祷を頼まれていて休みはありません。ただ、先ほど近所へ散歩がてら買い物へ出かけると町の空気は明らかに“オフ”になっていて軽く感じました。わずかの距離ですが、住宅街を歩いていると一軒の家の庭で“こいのぼり”が気持ち良さそうに風に揺れていました。
“こいのぼり”は、江戸時代に武家の家で始まった風習です。端午の節句に男児のすこやかな成長を願って、家の庭先に鯉の形をしたのぼりを上げます。風を受けて大きくたなびく“こいのぼり”の様子に、元気に成長していく男児の未来を重ねたのです。
ただ、あまり知られていいませんが、“こいのぼり”で必ず付ける“吹き流し”には、中国の“五行説”に由来した邪気を払う“魔除け”の意味が込められています。吹き流しの5色(青・赤・黄・白・黒)は、それぞれが”木・火・土・金・水“を表しています。五行説でいう”木“は「春」の象徴で、木や草花が成長してく様子を示しています。”火“は「夏」の象徴で、光り輝く炎を示しています。”土“は、季節の変わり目を象徴していて、植物の芽が地中から発芽するように、万物の育成を示しています。”金“は、「秋」を象徴していて、土中で輝く鉱物や金属のように堅固な力を示しています。”水“は「冬」を象徴していて、泉から湧き上がる水が、命をつないでいくように、成長や生命力を示しています。五行説では四季の変化は五行の推移によって起こると考えられていました。また、人間の臓器を”五臓六腑“と言いますが、五臓とは、肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓で、あらゆる臓器の中でも重要な役割を果たしています。この”五臓“という考え方も、五行説から来ていると言われています。
つまり、“こいのぼり”の”吹き流し“は、四季の移ろいや人体という大きな世界観を持っています。その世界観の中で、元気の泳ぐこいのぼりには、子供の健やかな成長を願う親の気持ちが現れています。そう思って”こいのぼり“を見上げると、見慣れたこいのぼりが今までよりも生き生きと泳いでいるように見えてきます。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方