先日、家で心霊現象と思われる怪奇現象が起こっている方から相談を受けました。その家では家の外壁に取り付けられた“センサーライト”が誰もいないのに深夜にしばしば点灯します。そしてその後に、誰かが家の中の階段を上がっていく足音が聞こえたり、室内のドアが“バタン”と大きな音を立てて閉まるなど、怪現象が続いていたのです。それはまるで、家の外から誰かが侵入して、階段を上がって2階の部屋へ向かい、ドアを閉めたようにつながっています。エアコンやテレビが、誰も操作していないのに突然、点いたり切れたりすることも良くあります。そのため家の人が怖がって私に調査を依頼したのです。

 私は相談者の家に着くと、まずは家の周囲をゆっくりと見回りました。それはこの家や周囲の土地に問題はないかどうか、そしてそこから家へ向かって”霊道“が通ってないかを確認するためです。私は家へ入ってリビングで話を始めました。まずは家の周囲や家の敷地には霊的な問題が無いことを伝えました。そして霊の波長は電気の波長に近いので、エアコン・テレビなどの電化製品は誤作動することが多いことを伝えました。そして霊道も通らないこの家で、怪現象が頻発しているのは、外的な要因ではなく内的な要因、つまり、家に住んでいる人たちに問題があること伝えしました。そしてその話をした瞬間に、リビングのテーブルの上に置いてあったテレビのリモコンが床に落ちて、いきなりテレビが点いたのです。これはこの家の家族に悪影響を与えている不浄霊が、霊能者が家に来たことを察知して、私に”挨拶“してきたのです。私は霊的に問題のある家には、日本中数多く行っています。そのため、こういった”お出迎え“はしばしば受けています。

 特定の場所で、誰も手を触れていないのに物が移動したり、音がしたり、発光・発火したりすることを“ポルターガイスト現象”と呼んでいます。これは心霊現象の一種とされて世界中で報告されています。たとえば日本では2000年前後に「岐阜県富加町の公営団地」で起きたポルターガイスト現象が有名です。この公営団地は1998年に建てられた4階建ての公営住宅で、24世帯のうち15世帯でポルターガイスト現象の報告がありました。この15世帯では家の中でさまざまな怪音・異音が鳴り響きました。テレビのチャンネルは住民が何もしていないのに勝手に変わり、ドライヤーは電源コードをコンセントに差し込んでいないのに勝手に動き出しました。食器棚に入れていた皿や茶碗が水平方向へ数メートルも飛び出して割れました。水道の蛇口はひねっていないのに勝手に流れ出し、室内には空き缶がどこからともなく飛び込んできたのです。これだけの怪現象が半数以上の世帯で起きたのですから、大きな話題になります。2000年10月13日に地元の「中日新聞」がこの出来事やそれにまつわる騒動を記事にしました。それを皮切りに報道各社がこの団地に押し寄せて取材合戦が繰り広げられました。当時の人気テレビ番組「ニュースステーション(テレビ朝日系)では、取材カメラが現場の住宅に入り、住民へのインタビューも行われました。また、自分の名前を売り込もうとする“自称霊能者や自称降霊術師”が全国から集結しました。彼らは「この場所は数百年前の死刑場である」とか「コレラで死んだ数千頭の牛豚の霊のしわざ」とか「信長の息子の祟り」など、勝手なことを言っては、100万円単位の高額な費用を請求しました。実際にこの場所では騒動の27年前に自殺した人がいました。そのためこの幽霊騒動を機会に、慰霊碑を建てたのですが、今度は自称霊能者たちから「かえって悪霊が集まる」と言われて破壊されました。その後の「東京中日スポーツ」の報道によると、自治会長が「刀鍛冶の霊とポルトガル宣教師の怨念を祓ったことで解決した」と公式見解を発表して、2002年ごろには騒動は収束しました。ここで一つポイントになるのは、世界上のさまざまな場所で発生する“ポルターガイスト現象”は、いずれ時間が経過する中で、必ず解決がついています。この強烈な霊現象は未来永劫続いていくものではないのです。それでは海外で報告された有名な事例を見て行きましょう。(2)へ続く。

 

 

2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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