私は今までに逃げ出したペットの捜索を依頼されたり、「亡くなったペットの思いを伝えてほしい」と頼まれて、動物と同調したことが何度もあります。行方不明になったペットの捜索では、ポイントは“私とそのペットがしっかりとつながれるかどうか”その1点にかかっています。動物も人間と同じようにそれぞれで異なる霊的な波長を持っています。その波長が私と同調できる範囲のものであれば、ペットであってもつながることはできます。そうなればその波長を辿ることで、行方不明のペットのところまで辿り着くことは容易です。つまり、「人間」対「人間」であっても「人間」対「動物」であっても「人間」対「魂(霊)」であっても、霊的な波長さえ合えば、同調することはできるのです。
先日、読んだ記事に、投稿者が長年飼っていた犬が死んだときのことが書いてありました。その人は実家で長く犬を飼っていました。しかし、結婚して実家を離れてご主人と二人で暮らし始めました。その場所は遠かったため、実家には1年に1回か2回しか戻れません。実家へ帰れば、ペットの犬と仲良く過ごします。しかし、2日か3日すればまた自分の家へ戻ります。そんな生活が3年ほど続いていたのです。
あるとき実家から連絡が入りました。飼っていた犬が病気で治療を重ねていました。しかし、「今日か明日にも亡くなりそうだ」というのです。その人はすぐにも実家へ飛んで帰りたかったのですが、どうしても外せない用事が入っていたため、連絡を受けた翌々日に実家へ到着したのです。そして実家に着くと、ぐったりして毛布にくるまっていた愛犬を抱きかかえて体をさすりました。そして心から「頑張れ!頑張れ!」と念じ続けました。しかし、残念ながら治療の甲斐なく、その人が到着してから、わずか30分後に犬は命を引き取ったのです。その状況を見て家族はみんな思いました。
~ペットの犬は寿命が過ぎても大好きだった飼い主と会うために、必死で命をつなぎ留めていたのだろう。そして最後に飼い主にお別れを言って旅立ったのではないか~
同じようなケースは数多く報告されています。実家で長年飼っていた”老犬“が、「行方不明になった」と家族から連絡が入りました。動物は「自分の亡骸を人には見せない」と言われています。ですから自分の死体を隠すために「この犬は出て行ったのではないか」と思われていました。仕事の都合もあったので連絡を受けてから5日ぐらいした週末に、この人は実家へ帰りました。そして実家の近くを探し回りましたが、飼っていた犬は見つかりませんでした。しかし、実家に泊まった翌日、庭を眺めていると飼っている犬はフラフラになって戻ってきたのです。そしてこの人に向かって精一杯の声で「ワン、ワン、ワン」と吠えたのです。この人はその鳴き声を聞いて「犬は自分にさよならを言っている」と感じました。そして「実家に戻った自分にお別れを言うために、一度出た家に戻ってきた」と感じたのです。そして、犬はその日の夜に息を引き取りました。
これらの話は、まさに人間と犬がどこかでつながってなければ成り立ちません。自分を大切に思ってくれた飼い主と自分(犬)が感じ合えていたから起きた出来事なのです。(2)へ続く。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方