年末は、「除霊」や「祈祷」という力を入れてマントラを唱える仕事が毎日何本も入っていました。寒いし、空気が乾燥している中で40分前後のマントラを唱えていると、じわじわと喉に負担がかかってきます。クリスマス前はそれでも元気に仕事を続けていましたが、クリスマスを過ぎてからは日に日に喉が悲鳴を上げていきました。
お葬式や法事でお坊さんがお経を唱えるときは、“雨水がしたたり落ちるがごとく”ゆっくりとしたリズムで抑揚をつけずに静かに唱えていきます。しかし、除霊でマントラやお経を唱えるときは、憑依している不浄霊を依頼者から追い出す意思を持って、強くマントラをぶつけていきます。それは怒鳴り声を上げるとか、大声を出すということとは違いますが、力を込める分、喉に負担はかかります。そのため年末は喉が腫れて、高熱が出て、声もガラガラでした。それでも力を入れてマントラを唱えていると、苦し紛れに私から変なパワーが出て自らスマホを壊してしまいます。除霊で祓われる不浄霊が祓われないように抵抗してスマホを壊したり、誤作動させることもありますが、実は私自身が苦痛の中で変な力を出してスマホやパソコンを壊すことも時々あります。年末はそんな状況で半日だけ仕事を延期しましたが、それ以外は苦しい中でも何とか仕事は休まずに実行できました。
不思議なもので遠隔除霊を始める前は、ガラガラ声で、声は完全にしゃがれているのですが、それでも構わずに喉に力を入れてマントラを唱え続けていると、声が出るようになっていきます。最初の5分は喉は痛いし、頑張っても声は出ていないのですが、次第に声が澄んで高音の良く通る声が出てくるのです。普通なら声を出せば出すほど声はかすれていくものですが、逆に澄んだ透明感のある声が出てくるのは、まさに”マントラの効果“だと思っています。
マントラは除霊の依頼者に憑いた不浄霊を祓うためにぶつけていくものですが、そのマントラを一番近くで聞いているのは私自身です。もし、マントラに力があるなら、直ぐ近くでその音に接している私に一定の効果が出ても不思議ではありません。私はこの経験をもう何十年もしています。ですからマントラを唱える前は、喉の調子が悪くてガラガラ声しか出ていなくても、きっと遠隔除霊を開始してしまえば、すぐに声の質が変わり、喉の痛みも無くなり、スムーズに遠隔除霊に入れるという自信を持っています。理屈ではなく、自分の経験からくる自信です。今日も朝から3件の遠隔除霊を実行しました。ここのこころずっと喉の薬の他に、何度もうがいをして”喉ヌールスプレー“や”トローチ“をなめていました。それでも喉の痛みが残っていて、普通に会話をしている声はかすれていました。ですから遠隔除霊のスタートはかなり辛い状況でした。しかしいつものようにマントラを唱えて5分もすると、自然と声が出てきて喉は楽になっていきました。そして遠隔除霊が無事に終了して、依頼者の方の質問に電話で答えているうちに、また声がガラガラになって喉が痛くなりました。それを1日に3回繰り返したのです。そして夕食後には、いつものように喉の炎症を抑える薬を飲んでいます。
言葉には“言霊(ことだま)”と言われているように力があります。そして人間の叡智が詰まった、最強の言霊が“マントラ”になります。私はマントラを遣ってさまざまな施術を行っていますが、その効果を誰よりも実感しているのは私自身かもしれません。
2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方