前回は“イタコの口寄せ”について話しましたが、日本には恐山以外にも”霊場とか霊山“と言われる山はたくさんあります。たとえば”日本三大霊山“は「恐山・比叡山・高野山」と言われています。”日本三大霊場“は、「恐山・白山・立山」と言われています。前回のブログでは、青森県の下北地方では、昔から「人が死ぬと魂は山(恐山)へ行く」と言い伝えられて、”恐山は死者を供養する場所である”とお伝えしました。しかし、死者の霊が集う山は「恐山」以外にも「月山」「立山」「熊野三山」など、日本各地に存在しているのです。また、それが「山岳信仰」の1つの理由にもなっています。

 そもそも日本には太古の昔から“八百万の神”がいると言われています。それは「山の神」であったり「田んぼの神」であったり、「台所の神」であったり「トイレの神」であったりするのです。また、人間の「火」に対する畏怖や恐れは、「富士山」「阿蘇山」「鳥海山」など火山に神がいるものと考えて、信仰の対象にしてきました。「水」に対する感謝や畏怖は、「白山」などの水源地帯の山々を信仰の対象にしてきました。日本人が自然界や身の回りに”神が存在している“と考えていたことは、古墳時代にはその痕跡が残されています。現在の第126代「徳仁天皇」の祖先は、初代天皇「神武天皇」まで遡ります。日本国を建国した「神武天皇」は、実在した人物ではなく伝説上の人物です。「神武天皇」が「天照大神」の子孫であることは、「古事記」や「日本書紀」に明確に書かれています。それでは日本人が昔から信じてきた「八百万の神」も「神武天皇」と同じように伝説上の実体のない話なのでしょうか?私には決してそうとは思えないのです。

 「山岳信仰」で言えば、その対象となる山は全国各地に存在しています。前回お伝えした「青森県の恐山信仰」以外にも「山形県の出羽三山信仰」「福島県の吾妻山信仰」「茨城県の筑波山信仰」「神奈川県の大山信仰」「富山県の立山信仰」「石川県の白山信仰」「静岡県の富士信仰」「滋賀県の伊吹山信仰」「大阪府の金剛山信仰」「奈良県の吉野山信仰」「和歌山県の熊野信仰」「福岡県の英彦山信仰」「鹿児島県の霧島山信仰」「沖縄県のグスクヤマ信仰」など、まさに全国に広がっています。私はこの中の何か所かは実際に足を踏み入れて、その場所に立ってその土地の空気を吸ってその地の水を飲んできました。その多くは私にパワーやエネルギーを与えてくれる不思議な場所だったのです。特に神聖な場所であることを示す“紙垂(しで)で区切られたエリアに入ると、何か言葉にできないような崇高な力を感じる場所もいくつもありました。実際に信仰の対象となっている神聖なエリアや神がいると言われている場所の凛とした空気には、明らかに人の心身を活性化させる力があります。これは単なる思い込みや迷信ではなく、現在まで脈々と続いている”確かな世界があること”をはっきりと実感させてくれます。

 日本では、今から約1300年前に「宇佐神宮」で、日本古来の「神道」と「仏教」が融合して、一つの信仰体系を作ったと言われています。この神と仏が融合した「信仰文化」は世界に類を見ないものです。そのため日本人の多くは、「神」と「仏」を明確に切り離して考えません。ですから初詣には、特に深く考えずに「〇〇神宮」へ行ったり、「××寺」へ行ったりすることができるのです。しかし、この神々の世界は、しっかりとした力や根拠のある世界であることは間違いありません。そうでなければ私が感じたような強い力をその場所から感じることは無いのです。

 

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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