1918年にノーベル物理学賞を受賞したドイツの物理学者「マックス・プランク」は、「すべては振動であり、その影響である。現実には何の物質も存在しない。すべてのものは振動で構成されている」という言葉を残しています。私が中学生の頃の理科の授業では、物質を構成する最小の単位は“原子である”と教わりました。今は原子はさらに原子核と電子で構成されて、電子は素粒子であり、物質を構成する最小単位であると考えられています。この時の理科の授業を思い出すと、原子核の周りを飛んでいる電子のイメージが描かれていたように思います。そのとき物質を構成する最小単位のものが“動いている”というイメージがどうしても頭に浮かばなくて、先生の説明をただ丸暗記して覚えた記憶があります。それは私の目に映るすべての物質は、手も家具も天井もまったく動いているようには見えなかったからです。
もう少し別のものに目を向けて見ましょう。たとえば自動車や電車は動いています。電動ノコギリや印刷機も動いています。ステレオのスピーカーに手を当てると、目には見えなくても空気が振動していることが分かります。空気や身体が振動して揺れていることで、その波長が合わないと船酔いや車酔いになることがあります。逆には振動の波長が合うと、気持ちが良くなってぐっすりと眠れることもあります。人の身体自体もその人独自の周波数で振動しています。肉体を構成している臓器や骨格もその部分の各細胞によって独自の周波数を出して振動しています。骨なら骨の周波数、肝臓なら肝細胞の周波数で振動しています。ただその振動が、ほんのわずか(きわめて微量)なので一般的に認識できないだけなのです。そして体の中のニューロン(神経細胞)は、電気信号を用いることによって、お互いに情報伝達しています。私たちが手足を思い通りに動かせるのは、脳から発せられた指令が神経細胞を伝わって末梢神経まで伝わり、筋肉や腱を動かしています。
このように人間の身体が振動や電気信号によって制御されていることは、言い換えると人間の身体がそれ自体にエネルギーを持っていることを意味しています。そのエネルギーは、肉体にとどまらず“心”にも宿っています。ですから心の豊かな人は、このエネルギーが豊富ですし、心の貧しい人はこのエネルギーが貧弱なのです。このように人間の心身が振動や電気信号によって、その人独自の周波数を出しているなら、この周波数が共鳴するのか反発するのかによって、人との関係性が変わってきます。たとえば一代で大きな会社を作り上げた創業社長には、必ずそのブレーンとなるパートナーが控えています。たとえば社長が、発想豊かなアイデアマンで技術に長けている人なら、それを後押しする財務の専門家やプロモーションに秀でた優秀な広告マンが付いていたりします。創業社長が強いリーダーシップを発揮できるパワーあふれる人だったとしても、社長一人でできることは限られています。自分の臨む未来を現実化していくためには、その目標が大きな程、自分の力を増幅してくれるブレーンが必要になるのです。それは望む未来が、大会社の経営者になることでも、優秀な芸術作品を作ることでも、この世を司る真理を追究することでも、ただ、穏やかに安寧な生活を続けることでも、その道を一人で進むには限界があります。そこでもし自分を理解してくれる人、サポートしてくれる人がいれば、その望みは速やかに臨んだ通りの姿で現実化されて行きます。それは振動や電気信号を持っている人間は、その周波数が誰かと上手く共鳴できれば、1+1を10にも100にも倍増させることができるからです。今、明確な目標を持って頑張っている方、なかなか壁を突破できずに行き詰っている方、少し肩の力を抜いて、自分の周りを見回してください。そして自分と上手く共鳴できるような人が近くにいたら、自分の思いをその人に伝えて見ると良いです。上手くつながることが出来れば、その人が八方ふさがりの壁を突破する大きな力になる可能性があるのです。
【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方