私は全身、悪いところだらけで、毎月病院へ通って検査を受けています。そして毎日、大量の薬を飲んでいます。こんな状態ですが、考えようによっては、毎月病院で検査を受け続けていますから、入院や手術を要するような大病にはかかりません。もし、かかったとしても間違いなく”早期発見”できるでしょう。命にかかわるような大きな病気は“普段から元気で、病院とは縁が無いような人”の方がいきなり発症することも多いのです。

 “好事魔多し”という言葉があります。「物事が上手く進んでいる時ほど、意外なところに落とし穴がある」という意味です。私はこの仕事を何十年も続けてきたことでたくさんの人たちの人生を見てきました。そして感じることも同じです。人が大きな失敗をしたり、アクシデントに遭遇したとき、その原因には“油断”があることが非常に多いのです。たとえば難しい仕事をしているときは、人は自然に慎重になります。慎重になっているときは、緊張感を持って集中していますから、“平凡なミス”はなかなか起きません。その峠を乗り越えて、慣れた仕事に入ったときの方が、”うっかりミス“は起こりやすいのです。ですから人生の流れが良い時、物事がうまく進んでいるときこそ、慎重に注意深く物事を進めなければいけません。ですから”好事魔多し”以外にも、”月に叢雲花に風“とか”花に嵐“とか”寸善尺魔(すんぜんしゃくま)“といった類義語が日本語にはたくさんあります。「寸善尺魔」は、一寸の善=良いことは少なく、一尺の悪=悪いことは多いことのたとえです。

 先日、私に相談した方は、自分で会社を始めました。ところがなかなか売り上げが上がらず赤字続きでしばしば私に相談していました。私はそのたびにヒット商品を出すためのアイデアや販路の作り方、さらには取引先の社長や担当者の思いを読んで、その人に伝えてきました。その結果、3年経ってようやく会社は軌道に乗りました。内部留保は蓄積されて経営は安定してきました。そして事業を拡大するために新しく社員を雇いました。そこで会社の足元を固めればよかったのですが、元々ラーメンが大好きで食べ歩きなどを行っていたため、好きが昂じて自分でラーメン店を始めたのです。お店を始めた当初は珍しさもあって近所の人たちもたくさん訪れました。ただ、ラーメンに対するこだわりが強くて、原価率が高すぎて売れても売れてもわずかな利益しか出せませんでした。そもそもラーメンが大好きであることと、ラーメン店を経営することは、まったく別の問題です。特に修業を積んだわけでもなく、コスト管理なども把握しない中でお店を始めれば、赤字になることは見えています。そこにきてオープンして2か月もすると近所の人たちも訪れなくなりましたから、すぐに大赤字になりそれは毎月膨らんで行きました。そしてオープンして半年を過ぎて、ついにあきらめてお店をたたみました。それ以上続けていたらせっかく軌道に乗った会社まで、つぶれかねなくなったからです。

 ”流れが良い時、上手くいっている時こそ、慎重に注意深く物事は進めていかなければならないのです“

そんな出来事が最近、私に相談している方の恋愛関係でも生じました。皆さんもどうか、上手くいっているときこそ、くれぐれも用心してください。

 

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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